ナースのお仕事4のあらすじ・作品解説
ナースのお仕事は、働く女性をテーマに1996年に誕生したフジテレビ系の、病院を舞台にしたテレビドラマである。観月ありさ演じるドジな新米ナース、朝倉いずみが笑いあり涙ありの経験を経て、一人前のナース、一人の女性として成長していく姿が描かれている。 ナースのお仕事4は、そのドラマシリーズの4作目であり、2002年7月2日から2002年9月24日にかけて放送された。シリーズ4作目では、ベテラン気取りの主人公朝倉いずみのもとに優秀な新人ナースがやってくる。最初は上手くいかない二人だが、病院での様々な経験を通して徐々に信頼関係を築いていく。そんないずみの奮闘ぶりと仲間たちとのやりとり、そして藤木直人演じる研修医、高杉健太郎との結婚生活がコメディタッチに描かれている。 全シリーズ通して高視聴率を獲得している人気作品であり、シリーズ4作目の最高視聴率は19.5%である。 エンディング曲は全作主演の観月ありさが担当している。
ナースのお仕事4の評価
ナースのお仕事4の感想
ジェットコースター感覚のコメディドラマ
安定したコミカルさ主人公のキャラクターは愛らしくもドジで、でも憎めない美人ナース。このドラマで毎回おなじみのBGMが流れ、巡回のナースの押すカート同士が廊下の曲がり角でぶつかりあってすっころび、そのままカートがどこまでも病院の廊下を滑走してしまうようなドジっぷりはベテランナースになっても変わらず健在。かと思えば、後輩をテキパキ指導したり、入院している患者への献身的な看護のシーンも見逃せない。次々訪れるピンチな局面も、不器用ながらも周りの人たちを巻き込みながら、持ち前のユニークな前向きさと明るさで乗り越えていく。深刻な場面が多く暗くなりがちな医療ドラマがこのメンバーとなるとこんな医師やナースがいる病院なら入院生活も気分が明るくなりそうだ。医療スタッフそれぞれの視点から患者の気持ちに寄り添い、献身的に最後まで看護している姿なども描かれ、様々な人たちと患者の関わりも見どころ。主人公は看護師として...この感想を読む
人気病院ドラマの完結作
ナースのお仕事は4まで製作され、根強い人気を誇ったフジテレビを代表する医療ドラマのひとつです。本作はナースのお仕事の完結作の位置づけにあります。このシリーズは観月ありさを世に広めた一作としても知られ、観月ありさといえばこの作品をイメージする方も多いのではないでしょうか。シリーズを重ねることで成長や家庭を持つといった変化を見せていく中、本作品では優秀な後輩とのやりとり、今後の進路と向き合うという点に重きが置かれています。後輩とのやり取りは前作でも見られましたが、本作品ではより密接に関わっているだけでなく、主人公を強く支える存在としても描かれている印象があり、それぞれの個性を上手く引き出し合う関係にあります。本編は前作以上に環境の変化が大きく表れており、物語を追う上で重要な要素にもなっています。登場人物の選択していく中での葛藤がより強く描かれており、感情移入しやすいのではないかと感じました。...この感想を読む