財宝が目当てではないトゥームレイダーのララ・クロフト - トゥームレイダーの感想

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財宝が目当てではないトゥームレイダーのララ・クロフト

5.05.0
映像
5.0
脚本
5.0
キャスト
5.0
音楽
5.0
演出
5.0

目次

トゥームレイダーは趣味?のお金持ちすぎるクロフト家

トゥームレイダーとは墓荒らしの意味です。王族・貴族の墓に入り財宝を探し求め、世界中を飛び回っています。トレジャーハンターとも言われ、宝を求めて一攫千金を狙っている人が多いです。トレジャーハントは墓に入って財宝発見するだけでなく、宝物がありそうな場所に行き発掘したりもします。実際アメリカやイギリスではトレジャーハントだけで生計を立てている人もいるようです。トゥームレイダーが狭義であれば、トレジャーハンターは広義と思っていいかもしれません。考古学的発見という見識もありますが、トレジャーハンターと考古学者の違いは発見した財宝を売るか、博物館に寄付し研究材料とするかの違いではないでしょうか。とはいえ、発掘には多くの人件費と大型の機械などが使用されるため、莫大な費用がかかるのも事実です。トレジャーハントが目的の場合は、発見した財宝の権利の一部を譲渡という形が多いようですが、考古学の場合は研究内容・目的をプレゼンし賛同してくれるスポンサーを探すといったことが多いようです。クロフト家は貴族階級の家柄で、何不自由ない生活を送っています。家に遺跡を再現して、ロボット相手に戦闘訓練をしロボットを壊したりと、家の中でもやりたい放題です。

トゥームレイダーといってもララが狙っているのは一攫千金というよりは、謎解きと宝さがしのスリルが主で獲得した財宝も集めているのかどうかあやしいところですが・・・。ララの父親は考古学者で、ララが幼い時に死に別れています。ララのトレジャーハントは父親の影響が強かったのでしょう。それにしても父親の影響力はララだけではなく、世界中にどれだけの協力者がいるのだろうとおもうぐらい、どの国に行ってもララのことを知っていて、ララに協力してくれる人がいます。しかもそれ相応の身分の人が多い、そこからみてもクロフト家がいかに大きな貴族だったのかたやすく想像できます。発掘にかかる費用も、スポンサーを募る必要は全くないでしょう。

謎解きに欠かせない用語が盛りだくさん

映画にはいろいろな謎解きには欠かせない用語がたくさん出てきます。「惑星直列」「日食」や「全知の目」「イルミナティ」などです。

「惑星直列」とは文字通り銀河系の惑星が一列に並ぶことです。十字に並んだものは「グランドクロス」と呼ばれています。重力に異変が起こると考えられることから、終末系の作品ではよく出てくる用語ですが、実際に重力の変化は干潮・満潮の影響ほどもないようです。この作品では時計が動くきっかけとなっていました。また同じ天文学的なところでは「日食」があり、「月食」とともに古代から凶事として恐れられていました。何かが発動する時期を知らせるために暗号に盛り込まれていることがあります。

「全知の目」は「フリーメイソン」のシンボル・マークとして有名です。会員には著名な人物が多くいますが、存命中は会員であることを口外するのは禁止されています。「プロビデンスの目」とも言われていて、神の全能の目を意味します。このマークは現在でもアメリカ合衆国の国章の裏面や大学の紋章、アメリカ合衆国ドルのデザインとして使用されています。「イルミナティ」はこの「フリーメイソン」の中にある悪魔崇拝の団体のようですが、フリーメイソンとはあまり関連はないようです。フリーメイソンは実在する団体で、日本にも日本グランドロッジが設立されていて、実際条件はあるものの入会ができるようです。イルミナティのほうは、18世紀ぐらいに実在した団体のようですが、反キリスト団体だったところから、悪魔崇拝の団体のイメージがついてしまったようです。

光のトライアングルを持つものは時を支配できる

3つに分かれたトライアングルを一つにしトライアングルを完成させることで、タイムトリップを行うことができます。これによってララは亡くなった父と再会しますが、トライアングルを使って時を支配してはいけないとさとされます。

イルミナティがトライアングルを悪用しないようにと、パウエルより先にトライアングルを手にしたララですが、父に会いに行ったりアレックスを助けたりとちょっとだけトライアングルの力を私的に使用しています。イルミナティがトライアングルを使って、何をしようとしていたのかは結局わかりませんでしたが、父親に会いに行ったのはまだしも、アレックスを助けたのは時間管理局のようなものがあった場合、完全に違法行為でしょう。

余談ですが、ララの父親のクロフト卿はララ役のアンジェリーナ・ジョリーの実父でもあるジョン・ヴォイトです。以前より不仲だったようですが(といってもアンジェリーナ・ジョリーのほうが一方的に避けていたようですが)、現在では過ごしずつ仲を取り戻しつつあるようです。ララとクロフト卿のようにお互い心から思いやれる日がくるといいですね。

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