将軍の娘/エリザベス・キャンベルのあらすじ・作品解説
将軍の娘/エリザベス・キャンベルは、1999年に公開されたアメリカ映画である。原作は、ネルソン・デミルの「将軍の娘」。監督は、「コン・エアー」「トゥームレイダー」「ストレンジャー・コール」のサイモン・ウェスト。出演者は、ジョン・トラボルタ、マデリーン・ストウ、ジェームズ・クロムウェル、ティモシー・ハットン。 ジョージア州のアメリカ陸軍の基地内で、女性が殺害される事件が起こる。被害者はジョー・キャンベル将軍の娘、エリザベス・キャンベル大尉だった。 陸軍犯罪捜査官のポール・ブレナーが捜査にあたるが、エリザベスは泣いた痕があることから、元恋人のレイプ犯罪専門の捜査官サラ・サンヒルと共に捜査していくことになる。 捜査を進めていくうちに、エリザベスは基地内の多くの男性と関係を持っていたことが判明し、不審な点もあることから、ポールはエリザベスの過去を徹底的に調べていくのだった。 有望だった女性大尉の死の真相を追う、ミリタリー・サスペンスである。
将軍の娘/エリザベス・キャンベルの評価
将軍の娘/エリザベス・キャンベルの感想
まずい物には蓋をしろ
古今東西、変わりないのは、まずい物には蓋をしろです。導入部分は、トラボルタのオチャラケキャラで始まります。しかし、話が進むにつれて、自分にこんな事が起こったら、どうするかと考えながら観ていました。自分なら、自殺してしまうのではないかと思ってしまいました。レイプ・ホモ・SMと日常では想像すらできないことが次々に起こります。そして、一般市民には、理解しがたい軍隊の慣習と秩序維持は、想像を超えるものでした。結末は、「仕方がないことだってあるよ」という日本のドラマにあるような設定ではなく、満足できる内容です。考えさせられることの多い作品で、従来のトラボルタの作品とは、ちょっと違った映画です。