大好きな映画です - 幸せのレシピの感想

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映画レビュー数 5,784件

大好きな映画です

5.05.0
映像
3.5
脚本
4.5
キャスト
5.0
音楽
5.0
演出
4.5

「幸せのレシピ」は、わたしの大好きな映画のひとつです。マンハッタンのレストランで料理長を務めるケイトと、亡くなった姉が遺した娘ゾーイ、そしてケイトの働くレストランで副料理長として入ってきたニックが中心となって物語が進みます。この映画は、完璧主義者のケイトがニックと関わることによって少しずつ気持ちや考え方を変えていくのが見どころだと思います。また、ケイトとニックが別れた際に見せたゾーイの行動がとても印象的でした。死んでしまった母親を忘れてしまいそうになるほどケイトとニックと一緒にいることが自然になり、本当の家族のようになっていっている。このままでは、わたし(ゾーイ)は本当のお母さんのことを忘れてしまうんじゃないかと不安になり、母親のお墓に一人で行く場面。この場面は涙を誘いました。また、ゾーイのこの行動によって別れたはずの二人、特にケイトの気持ちに変化が表れたのではないかなあと感じました。映画の初めでは何事も完璧でないと気が済まないケイトが、物語のエンディングでは客の机に生肉を刺し、働いていたレストランを辞める。自由奔放なニックに出会って、お堅い女性だったケイトは成長したのではないでしょうか。ラストシーンでケイトとニック、ゾーイがレストランを開業している場面は心がほっこりしました。気持ちが荒んでいるときや、何か良くないことがあったときにこの映画を見ると、また明日からも頑張ろう。そう思えるような映画だと思います。

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いわゆる幸せを味わうのにはいいのかもしれない

最近の映画に見られるような映像の美しさや派手さのごり押し(3Dとか巧みなCG)なんていらないんだと再認識させてくれる映画だ。まっとうな映画!とでもいうべきか?主演の女優にキャサリン・ゼタ=ジョーンズを、俳優にアーロン・エッカートを起用している点が秀逸だ。女優が見ているだけで存在感のある女優なので、出て来る料理の美しさや料理の素材や取り巻きのスタッフ・経営者に決して負けることのない主人公になっている。しかし、さらにこの映画で優れているのはこの映画の根底にある愛情を表出する過程であろう。原作となった「マーサの幸せのレシピ」のストーリーの良さももちろんだが、この映画の監督であるスコット・ヒックスの手腕もあり、非常にストーリーの誘導の仕方が上手い。自宅でアフリカのジャングルを模してディナーを楽しむシーンはそれまでのお互いの関係が昇華し一つの家族へと向かう契機として作用している。このシーンを踏まえる...この感想を読む

4.04.0
  • ずーみんずーみん
  • 59view
  • 536文字

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