ヴァンパイア、ライカン、不死身、混血と血の力の強いコルヴィナス一族 - アンダーワールド:エボリューションの感想

理解が深まる映画レビューサイト

映画レビュー数 5,784件

ヴァンパイア、ライカン、不死身、混血と血の力の強いコルヴィナス一族

5.05.0
映像
5.0
脚本
5.0
キャスト
5.0
音楽
5.0
演出
5.0

目次

不死身のアレクサンドル・コルヴィナス

アレクサンドル・コルヴィナスは不死身のウイルスに感染したマーカスとウィリアムの父親です。コルヴィナスがいた村の住人がこのウィルスに襲われましたが、生き残ったのはコルヴィナスだけだったそうです。今はロレンゾ・マカロという名前を使用しています。巨大な戦艦にのって部下たちと一緒に生活しています。何世紀にもわたって、息子2人が犯した罪の後始末をしていました。そのためヴァンパイアとライカンの存在が明るみには出なかったようです。セリーンはウィリアムを解放しようとするマーカスを止めるために、コルヴィナスに協力を求めます。しかし息子は殺せないと協力を1回は断りました。しかし、混血となったマーカスがウィリアムの檻のカギを奪うためコルヴィナスを襲います。出血がひどく手当てをするという部下に対し、死を受け入れ治療を拒みます。死の間際にセリーンに血を与え、不死身となり日光に当たっても灰にならなくなります。

不死身ですが、細胞の再生能力はないようです。不死身というよりは不老と言った方が正しいように思えます。老衰や病気では死なないといったことなのでしょうか。けがをした場合は治療をすれば、治りまた不老となるということなのでしょう。コルヴィナスはセリーンとマイケルを助け、部下たちに協力するように言って最後は爆死してしまいました。

ヴァンパイアの始祖、マーカス・コルヴィナス

アレクサンドル・コルヴィナスの息子であり、最初のヴァンパイアです。ビクターの死後、ライカンであるジンゲの血が眠っていたマーカスに混ざり、混血として復活します。普通であればライカンの血が混ざった場合死に至るところ、コルヴィナスの血を引くためか混血種となり、日光を克服することとなります。弟のウィリアムに対し深い愛情を抱いていたマーカスは、幽閉されている牢を探すためセリーンを追います。セリーンの父親がウィリアムの檻を作った職人で、マーカスはセリーンの血の中にその記憶が残っていると考えたからです。2つのカギを手に入れたマーカスは、セリーンの血の記憶を頼りにウィリアムの檻を探し解放します。そして、そこでセリーンとコルヴィナスの軍と戦い、最後にはセリーンに殺されてしまいます。

マーカスが死ぬとヴァンパイアが滅びると言われていて、それを確かめるすべもなくマーカスを守っていたビクターですが、どうもそれはウィリアムを守るための嘘だったようです。ヴァンパイアの始祖であるマーカスが死んだらヴァンパイアも死ぬのであれば、ライカンの始祖であるウィリアムを殺すとライカンが死んでしまうと思わせたかったようです。ビクターはヴァンパイアでライカン退治をしていたため、ウィリアムを殺すことでライカンが死ねば儲けものだったのではないだろうかと思いますが、この時代ライカンを奴隷として飼っていたビクターは、その奴隷まで死んでしまっては困ると思いウィリアムを殺さず幽閉していたようです。

ライカンの始祖、ウィリアム・コルヴィナス

マーカスと同じくアレクサンドル・コルヴィナスの息子であり、最初のライカンです。人間に戻ることもできなくて狼として暴れています。人間を襲うだけでなく、襲われた人間は狼人間になるためヴァンパイアたちは変身する前に、死体を焼き払います。そして、とうとう怒ったビクターはウィリアムを幽閉することに決めました。マーカスから傷つけないよう懇願されますが、両手足に鎖付きの槍を打ち込まれ拘束されます。

マーカスによって幽閉されている檻から解放されますが、追ってきたセリーンとコルヴィナスの軍に追い込まれます。そしてつぎつぎとコルヴィナスの軍をおそいライカンに変えてしまいます。ルシアンによって噛まれた人間は狼に変身したり、人間に戻ったりできますが、ウィリアムに噛まれた人間は人間に戻ることはありません。最後にはマイケルが回復してウィリアムを殺します。マーカスが死んでもヴァンパイアが死ななかったように、こちらもウィリアムが死んでもライカンは誰も死にませんでした。

最初の混血種、マイケル・コルヴィナス

アレクサンドル・コルヴィナスの人間の末裔で、ヴァンパイアとライカンの混血です。ルシアンとセリーンに噛まれたことによって混血となりました。ヴァンパイアの「人間の食べ物が食べれない」「一定期間内に生き血を補給しないと死んでしまう」と、ライカンの「自らの意思で変身できる」という特徴を持っています。ヴァンパイアの血が入っていますが、ライカンの力なのかコルヴィナスの血の力なのかはさだかではありませんが、日光に当たっても灰になることはありません。

ハイブリットともいわれ、驚異的な力と回復力を持っています。同じ混血となったマーカスに襲われコルヴィナス軍が来たときは死んだのではないかと思うぐらい瀕死の状態でしたが、セリーンが襲われそうになった時回復したマイケルが助けます。

あなたも感想を書いてみませんか?
レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。
会員登録して感想を書く(無料)

他のレビュアーの感想・評価

ハイブリッドのバーゲンセール

前作はケイト・ベッキンセイルのプロモーション映画。まさかの続編となった本作では趣向を変え、ちゃんとしたストーリー性のある映画と化した。鍵を握ったヴァンパイアとライカンのハイブリッドであるマイケルのお株を奪うように、ヴァンパイアの長老で最後の一人、マーカスが登場し、ライカンの血を浴びてハイブリッドとして復活する。これまで禁断とされたヴァンパイアとライカンの交わりが意図も簡単にしてしまい、今まで守っていた掟はなんだったのかと疑うレベル。次元違いの戦いをするハイブリッドに主人公のセリーンは太刀打ちできるはずもないが、そこは主人公だけに許された特別なパワーアップが用意されていました。ついにヴァンパイアやライカンの始祖となる人類初の不死人から血をもらい、セリーンはヴァンパイアでありながらも太陽の下でも活動し、なぜかもの凄いパワーアップします。更にまだ続いてしまう終わり方に需要などどうでもいい感じ...この感想を読む

2.52.5
  • あきしげあきしげ
  • 145view
  • 402文字

関連するタグ

アンダーワールド:エボリューションが好きな人におすすめの映画

ページの先頭へ