銀河ヒッチハイク・ガイドのあらすじ・作品解説
銀河ヒッチハイク・ガイドは、2005年に公開されたイギリス映画である。監督は、ガース・ジェニングス。出演者は、マーティン・フリーマン、モス・デフ、サム・ロックウェル、ズーイー・デシャネル、ジョン・マルコヴィッチ。 主人公のアーサーが家で紅茶を飲んでいると、どこからともなく地響きがする。外に出てみるとブルドーザーが取り囲み、アーサーの家を壊そうとしていた。バイパスを通すため、家を撤去するという。 家の前に寝転んで侘しい抗議をしている最中、友人のフォードがやって来て、あと12分で地球が終わると言い、パブに連れて行かれる。急いでビールを飲まされ、外に出ると空には巨大なUFOがあった。太陽系のバイパス工事のため地球を爆破しますというアナウンスとともに、あっけなく地球は爆破されて消滅。実は宇宙人だったフォードがアーサーを連れて、UFOにヒッチハイクをして乗り込んだために、二人は危機一髪で助かる。こうして、アーサーの銀河での奇想天外な旅が始まったのだった。
銀河ヒッチハイク・ガイドの評価
銀河ヒッチハイク・ガイドの感想
タオルがあれば安心
1978年からイギリスのBBCのラジオドラマからスタートし、その後は小説版、テレビ版、ゲーム版、コミック版、舞台版が作られています。よくある宇宙での冒険と思えば、本作に盛り込まれているキャラクターたちは実に個性的でした。陽気な宇宙船、落ち込んで気分が優れないロボット、大統領になる為に脳を二つに分けた男、銀河で3番目にヒドイ詩を作る宇宙人など、遊び心のあるキャラクターたちでした。何より物語が始まって数分で地球が消滅するという突飛なアイディアは、今までありそうでなかったような構成。普通なら主人公は消されそうになる地球を救おうと奔走する物語となるが、本作はすでに地球がなくなってから主人公が動き回るという違った視点で描かれています。その過程を個性豊かなキャラクターたちで面白さを演出し、主人公には惜しくもできなかったロマンスなんかも関わっていくという感じになります。基本的にイギリスのコメディとい...この感想を読む