キセキの世代についてと疑問点
キセキの世代の最強プレイヤー
キセキの世代5人でいったい誰が最強なのか、誰もが考えたことがあること。それを検証していきたいと思う。条件としては1on1と試合と二つの条件を組み合わせたもので順位をつけていく。なお黒子はあくまで影であり、実力的にはふつうのバスケ選手にすら劣っているため選外とする。
最強はやはり赤司だろう。テンペラーアイは無敵であり、破られたのは火神と黒子のタッグのみであり、さらに強制的にゾーンにも入れるため1on1ではまず敵う相手はいないだろう。味方をゾーンに引き入れるパスもあるため試合でもチームの力を最大限以上引き出せるため、試合でも最も強いプレイヤーであるだろう。
次点は青峰とした。赤司のテンペラーアイを1on1で唯一敗れるとしたら強制ゾーンとあのスピードを持つ青峰だけだと思う。試合中でも青峰を止めることはほぼほぼ不可能である。火神が反応できなかったように、赤司以外のキセキでもゾーンに入った青峰のスピードに反応することは難しい。しかし拮抗した勝負をしたゾーン状態の火神をゾーン状態の赤司は圧倒していたので、青峰を二番手とした。
三番手は紫原。青峰が点を取るのは俺でも至難の業と言わしめた、キセキの世代の中でエネルギー量は最強の男。1on1で赤司、青峰では止められないかもしれないが、試合でのディフェンスは№1であることは間違いない。火神に対し赤司がそこから届くのかと言っていたように、紫原も高さで劣る赤司のシュートも打った後に反応すれば、届いて止められる可能性もある。ディフェンス№1の紫原が三番手。
四番手は黄瀬。ポテンシャルは彼らとそん色はなく、パーフェクトコピーはかなり強力。ただし1on1はそれなりに強いだろうが、使用できる時間がかなり短いため、さらに試合で青峰との対決でも勝てなかったように、本来の持ち主には及ばないため、いくら全員のコピーができたとしてもキセキ同士の衝突では負けてしまうだろう。
五番手は緑間。超ロング高弾道3Pはかなり強力だが、1on1では赤司や青峰、にマンマークで付かれてしまっては撃てないし、ドライブで抜いたり、マークを外したりするのも彼ら相手では難しい。だが試合では緑間の場合引き付けてパスを出したりもするので、超ロング高弾道3Pは囮としてはテンペラーアイの赤司以外には十二分に効果を発揮する。しかし総合的には緑間は五番手となった。
総合では1位、赤司 2位、青峰 3位、紫原 4位、黄瀬 5位、緑間となった。
しかし、1on1では1位、赤司 2位、青峰 3位、黄瀬 4位、紫原 5位、緑間、試合中では1位、赤司 2位、青峰 3位、緑間 4位、紫原 5位、黄瀬である。
彼らの実力は拮抗しているため、条件によっては順位が入れ替わるだろうが、最強は赤司、唯一個人で対抗できる可能性があるのが青峰であるという結論となった。
また灰崎も元キセキの世代でもあるが、キセキの技は奪えないため、五人とは圧倒的に劣っているだろう。
キセキの世代たちとの実力差
半端ない実力のキセキの世代の五人と火神だが、ほかの選手たちとの力の差がどれほどなのかを考えていこうと思う。
無冠の五将はキセキの世代に渡り合った数少ない五人の選手であるが、実際にキセキの世代たちとはどれくらいの力の差があるのか考察していこうと思う。
洛山の五将たちは、緑間をダブルチームでも止められず、さらに洛山では実渕、根武谷、葉山の三人は赤司がキャプテンであることを認めていて、さらに三対一でもゾーンには入ってはいたが赤司が圧勝したことから赤司とも実力差が開いていると考えられる。もちろん相性の問題もあるため、単純に比べることはできないが、それでもキセキの世代を止めるには最低五将が三人、ゾーンの場合は三人でも足りないほどの実力差がある。仮に五将五人とキセキの世代五人が試合をしたとしてもいい勝負にはならないであろう。かぎりなくキセキの世代に近いとされた氷室でも、ゾーン状態の火神には歯が立たなかったため実力的にはおそらく五将と同クラスいえるだろう。
そしてなによりキセキの世代たちが何よりも実力が上だと思える一番の理由がバスケIQの高さ、状況判断能力である。今吉が赤司はテンペラーアイを持つから無敵ではなく、赤司が持つから無敵と言っていたり、試合中でない高校の選手が解説をよくしているが、桃井が青峰に対して、よく見てるなバスケについては、と思っていたように、キセキの世代の選手たちは試合状況をかなり鮮明に把握し説明している。もちろん花宮や今吉などもIQの高い選手はいるが、それでも黒子も含めたキセキの世代たちの実力が絶対なのはそのバスケIQの高さが唯一無二のスキルを極限まで高めているためであるだろう。
疑問点
黒子のバスケで疑問なのが一つある。赤司は黒子に影の薄さが失われてしまうから、ドリブルやシュートを教えなかったと言っていることだ。しかしそれはあくまで黒子がバニシングドライブやファントムシュートといった派手な必殺技に昇華させてしまい、それを使うためであったのが主な理由だ。だが新型の黛は、パスもシュートもできるにも拘らずミスディレクションを使っても影が薄くなってはいない。赤司や五将たちの光が強いからより影も濃くなるというのなら、帝光時代はより強い光のキセキの世代たちがいた。つまりより影がうすくなることはありえない。そのため帝光時代に黒子にも必殺技でなくふつうのシュートやパスを教えても問題なかったということだ。
赤司の言葉は矛盾しているように思える。
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