私の「成田さんデビュー」の始まりです。
私が小学校の時、友人が「服とか、とにかく描写が細かくて好き」と言って、私の手元にこのマンガがやってきました。
周りの子達が、りぼんやらなかよしやらのよくわからないキャラや、ありえないシチュエーションにハマっている頃でした。
が、この何だか現実っぽい生活の中でのストーリーと、アメリカへの憧れから、私は一気にこの作品に引き込まれてしまいました。
思えば初めて行った海外はNY。
この作品の影響が大です。
大きくなって感じたのは、成田さんのリサーチ力のスゴさ。
今書かれている「花よりも花の如く」もそうですが、1つ1つの作品への思い入れがちゃんと伝わってきますよね。
「NATURAL」もそうなんですけど、描かれている土地の情報があちこちにちゃんと書かれているので、どうしても行ってみたくなっちゃうし、食べてみたくなっちゃうんですよ。
まぁ、それだけに1冊出るまでに時間かかるんでしょうけど(苦笑)
そして、何といっても私がたまらないと思ってしまうのが、細かい人間の心理描写。
どうしても恋愛ものになってしまいがちな少女マンガを、人間ドラマに仕上げる感じ。
大したラブシーンもないのに、切なくなったり、イライラしたり、よかったーと思ったり、たまらないですよ。
成田さんの描くキャラは、どれもそれぞれの外伝が欲しい!!
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