アルミとサッシのやり取りにニヤニヤ
アルミとサッシの凸凹コンビの辛みが好き。関西人のもつ人懐っこさやユーモアが面白さをUPさせている。年齢的に意識しあうお年頃なのに捻くれてなくて素直ないい子たちでとても好感が持てる。サッシがボケてアルミが突っ込むポジション。まさに夫婦漫才そのもの。物語通してニヤニヤできた。パンツの回は思春期男子が抱く妄想を具現化したような話で時に好き。日焼けした女の子の良さを再確認できる(笑)
ぶっとんだいくつものパラレルワールドに飛ばされる話。パロディとギャグ満載な物語がどういう着地するのか最後までわからなかった。パラレルだからできるなんでもありの設定は毎回予測不能で面白く、飽きさせない。序盤から中盤にかけては、元の世界に戻りたいのに戻れない、結果いろんな世界に旅行する。崩れた作画は意図しているのかアニメータの遊びや個性かはわからないが、とてもコミカルでギャグアニメ然としていて安心感がある。
だが、物語が進み、物語の核心に触れ始めると、シリアスな展開に。
隠された真相はえぐくて辛い。サッシの秘めた力が覚醒することで、現実の世界はハッピーエンドへと大団円を迎える。これは成長物語としては賛否両論かもしれない。つらい現実を受け入れられないのも仕方ない。いっても、まだ小学生。それに、アルミの報われない心を救うことにもなると考えると、サッシはヒーローになれたといえる。これはこれでよかったと思う。
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