手塚ファンは見ておくべき！ - ブラックジャックの感想

言わずと知れた手塚治の不朽の名作です。

原作とアニメ版では多少の相違点がありますが、手塚治ワールドを壊さないようなものになっているかと思います。

ただ原作ではより生と死をリアルに表現しているかと思います。

アニメなので、子供も見るからという配慮なのでしょうが、

そこは少しだけ残念ではあるかもしれません。

「ふたりのピノコ」という話ではロミも死にませんでしたからね。

ブラック・ジャックという命をあつかい、しかも無免許な上に法外な金額を報酬としてもらうという設定ですが

ピノコというキャラクターがいることで作品の暗の部分をうまく中和してくれていると思います。

また同じ手塚作品からもキャラクターがゲスト的に出演することもあり

手塚作品のファンにはたまらないアニメだと思います。

個人的には「三つ目がとおる」の写楽が大好きなので、ピノコと仲良くなってくれたので

ほんわかした気分になることもできました。

また内容によっても画質が変わる事があり、その話の内容をよりわかりやすく感じる事ができる。

キャラクターデザインはされているがキャラクターデザインをするスタッフが毎回変わるようにしていたらしいので

作り手の個性も感じる作品です。

なかなかそのような技法をとるアニメはないので、作り手の個性が感じられるというのは

次の話のタッチはどんなものになるのか、と楽しみにしてくれると思います。