或る旅人の日記のあらすじ/作品解説

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或る旅人の日記

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或る旅人の日記のあらすじ・作品解説

或る旅人の日記は、2003年にWEB上で公開されたアニメーション作品である。アニメーション制作者は、「つみきのいえ」でアカデミー賞短編アニメーション賞を受賞した加藤久仁生で、音楽は近藤研二。 1話3分ほどの短編アニメーションであり、WEBで6篇公開された後に、DVDが発売された。DVDには新作1篇とミュージッククリップが加えられている。1「光の都」、2「真夜中の珈琲屋」、3「小さな街の映画会」、4「月夜の旅人」、5「憂鬱な雨」、6「花と女」、+「赤い実」。 トルタリアの旅人が、足が長い豚の背に乗って架空の国を旅している。旅人が出会うのは、背中に街を背負って歩く大きなカエル、珈琲の中から跳ね上がる魚、朽ち捨てられたバスに乗って空へと旅立つウサギ人。そんな不思議で夢のような邂逅を、詩的に表現したアニメーション作品である。 物語は「私の名はトートフ・ロドル」という字幕で始まり、旅人のつぶやきも字幕で表現されている。

或る旅人の日記の評価

総合評価
5.005.00
(1件)
映像
5.005.00
ストーリー
5.005.00
キャラクター
5.005.00
声優
5.005.00
音楽
5.005.00

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或る旅人の日記の感想

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いうなれば大人の絵本

独特の作画で怪しさ漂う細長い身体に長い足と、登場する人物や動物を極端にデフォルメされています。それが独特の雰囲気を醸し出しており、なんとも怪しいイメージが漂っています。しかし、1話だけでも観てしまうと印象がガラリと変わって、洋物の絵本のような感覚に切り替わります。所見では怖い物語なのか、と思ってしまいますが、中身は癒し系でほのぼのとさせてくれるものなので、妙な安心感があります。観る側の勝手な思い込みかもしれませんが、怖い物語なのか、と思わせておいて全然違う方向のものだと与えられる安心感も一層に強くなるように思います。これは制作スタッフが意図的にされたものではないと思います。ただ、結果的にそうなった偶発的なものではないでしょうか。思わぬかたちで、癒し効果の増幅作用につながっているように感じます。結果的には良い方向に作用していますので、私としては良い印象を抱きます。 物語展開も独特なものど...この感想を読む

5.05.0
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