ハチャメチャ系おバカアクション - アドレナリンの感想

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映画レビュー数 5,784件

ハチャメチャ系おバカアクション

4.04.0
映像
4.0
脚本
2.5
キャスト
3.0
音楽
4.0
演出
4.0

西海岸の犯罪シンジケートで、名うての殺し屋として名を馳せていたシェブ・チュリオスはある日マフィアの、リッキー・ヴェローナから「ペキンカクテル」と呼ばれる猛毒の薬剤を体に打ち込まれてしまいます。それは、体内でアドレナリンを放出し続けなければ死に至る代物で、ヴェローナはこれを使いシェブを殺そうとしました。本来、常人なら死ぬところ強靭なタフさでそれを堪え知り合いの医師などから情報や手助けをもらいながら、自分を殺しかけたヴェローナに復讐すべく奔走するアクション映画。ステイサム主演映画は、復讐系の映画が多いかと思いますがこれはかなり異質というか設定からして破天荒ですよね。内容的には、いつも冷静なステイサムとは裏腹に、アドレナリンを出し続けるためハイテンションで町中大暴れします。コンビニを強盗して者物品を盗んだり、ショッピングモール内を車で爆走、最終的にエスカレーターに突っ込んだり警官からバイク盗んだりともう滅茶苦茶。挙句恋人のイヴと逃避行中突然街中で性行為を始めたのにはびっくりというか、一周まわって笑けてきました。シェブが暴れまわっているせいで、イヴの所に殺しの刺客がやってきますがシェブはプロの元殺し屋、イヴの気が逸れている間に刺客を返り討ちにするシーンは手際良く鮮やかでした。常時ハイテンションでちょっと下品なノリと、独特の演出。駆け引きや権謀術数など関係なしアドレナリンドバドバで単身的に向かっていくステイサムの体当たりアクションには痺れました。そして映画のクライマックス。自分を嵌めたヴェロニカと元雇い主のカリートを、前日シェブが殺し家業から足を洗う為見逃したチャイニーズマフィアのドン・キムらの助力により追い詰めますが、往生際悪くヘリで逃げようとしますがシェブは猛追。カリートはヴェロニカに殺されてしまったので上空まで飛び立ったヘリ内でヴェロニカとシェブのもみあいが始まります。もみ合いの末、両者ともにヘリから落下、まさかの空中戦での戦いに発展。そして因縁決着シェブはヴェロニカの首を折り復讐を果たしますが、ヘリから投げ出されたシェブは当然パラシュートなど付けている訳などありませんから地面に激突することは必死。最後に最愛の恋人イヴへ別れのメッセージを残し、そのまま停まっていた車へ落下。バネ仕込みの人形のように高くバインドして地面に落ちて映画は終了となりますが、どうやら生きていたようで次は2に続きます。もはや突っ込みが追いつきませんが、頭を空っぽにしてみれる奇抜で意外性あふれる愉快な映画でした。

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他のレビュアーの感想・評価

ステイサムファンの私がアドレナリンを楽しんだポイント

作品の魅力1 設定作品の魅力の1つ目にまず心臓に刺激を与え続けなければ死んでしまうという何ともぶっ飛んだ設定。あらすじを読んですぐ「あ、面白そうだ」と思いました。主人公は生きるために走り回るのです。時には心臓に刺激を与えるために自らの身体に電気を流す荒技も!状況を理解する間も無く命に危機が訪れます!!とにかく生きるため、自分の心臓に細工した犯人を探すため、なりふり構わず奔走する姿が印象的でした。作品の魅力2 主人公のキャラクター作品の魅力として外せないポイント2つ目として主人公のキャラクターがあります。他人なんか知るか!誰が俺をこんな風にしやがった!誰か俺を治せ!とオラオラ系の主人公。心臓を改造された所為なのか、それとも元からなのか...。襲ってくる敵を「邪魔だ!!お前らは引っ込んでろ!!」と言わんばかりに一心不乱に次々と倒しまくります。その姿はまさに、アドレナリン垂れ流しといった状態。死と隣り...この感想を読む

5.05.0
  • みさきみさき
  • 95view
  • 2037文字
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