ダーリンは外国人の評価
ダーリンは外国人の感想
元々がエッセイなので・・・
マンガ家志望の左多里が付き合っているのは、語学オタクのアメリカ人、トニー。二人は同棲を始めるが、父親は交際に反対。父に認めてもらおうと頑張る左多里だが、それが二人のすれ違いを生んでしまい・・・小栗左多里さんの実話を元にした、エッセイマンガが原作。原作はもともと、トニーとの生活の中でちょっとした文化や言葉の感覚の違いから生じる面白いエピソードをマンガにしたものなので、一本のお話としてストーリーがまとまっているわけではありません。それを無理やりつなげて綺麗なお話に作り上げた、というのが観終わったあとの正直な感想でした。トニーが外国人、というのも彼が日本語ぺらぺらなのであまり実感がないし、ちょっと色々物足りない作品でした。
原作とは違うけれど、笑って、ちょっぴり泣いて、また笑顔になれる
漫画エッセイが原作ということで、日本人から見たら不思議な日本語の使い方や、度肝を抜かれる日本語に対する質問満載のコメディを想像していましたが、どちらかというと、人を本当に好きになることとは? 本当に家族となることとは? というテーマを扱ったハートフルなラブストーリーでした。原作の雰囲気を期待すると、ちょっとがっかりかもしれません。ただ、原作を素案にした新しい映画として考えると、嫌いじゃないかなと思います。特に、2人の気持ちがすれ違ってしまうシーンは身につまされるものがありました。気を遣っているつもり、相手の気持ちを思いやっているつもり、それは嘘じゃなくて、大切に思う気持ちもきっとあった。でも、本当は自分が逃げていただけ。相手が重荷に感じて離れていったら怖いから、気を悪くして嫌われたら怖いから……だから、嫌なことは自分の胸にしまっておいて、独りでストレスをためて、結局、彼の愛情からも逃げ...この感想を読む
残念……
原作を読んでいるので、もっと日本語のあれこれとか、文化の差のあれこれとか、はたまた、原作とは全く違うラブラブな感じを押し出して来るとか、いろいろと想像していて、いざふたを開けてみると、随分おとなしくまとめられた映画で、なんだか肩透かしをくらった感があった。外国人とか関係無く、人と人が結婚する、一緒に暮らすということはいろんな問題があるっていうことが言いたかったのかなぁと思うけれど、それにしても、あまり心に響いてくるものが無かったのはとても残念。ただ主演の二人がかわいくて、かっこよかったなあ、くらい? というか。もう少しひねりがほしかったなぁ、と思ってしまった。