宮園かおりというキャラクター
とても話題になった漫画ですね。話題になっていたのは知っていましたが、その話題に乗っかるのも気が引けて読めずにいました。でも友達に勧められて軽い気持ちで読んでみることにしました。
まず思ったことはストーリーが凄い。音楽をテーマとしていて、漫画でありながら音を感じることができるんです。本当に。
漫画で鳥肌が立ったのも久しぶりでした。
わたしがこの漫画を読んで一番惹かれたことは、宮園かおりというキャラクターです。
重い病気を持ちながらいつも明るく、前向きで、何にでも自分らしく挑戦するその姿に感動しました。
わたしも宮園かおりみたいに明るく、周りの意見に囚われることなく自由に生きたい。そう思わせてくれる存在でした。
彼女が作中で何度かいう「わたしを一生忘れないように、その人の心にずっと住めるように」
これは残された時間が少ない彼女だからこそ感じたことでしょう。
私たち人間はいつ死ぬかわからない。でもまだ死ぬはずかないと1日1日を無駄にして生きている。それは間違っている。という作者のメッセージを感じました。
そしてこの言葉には人は何のために生きるのか、を考えさせられました。
この作品を見てわたしなりに出した答えは、人は人のために生きる。です。
自分のためだけじゃない、人のために生きることに存在価値があり、人生をより豊かにする。だから宮園かおりはいつも笑っていたし、それにつられて周りの人も笑顔になっていた。あの暗かった有馬公生の心さえもカラフルにしたのです。
この作品をよんで、宮園かおりのような人になれれば人生をもっと楽しめるのではないかと思いました。
周りを笑顔にし、自分という人間をしっかり持つ。
私が宮園かおりに影響されたように、他の人も宮園かおりに憧れ、影響される。それが続いて行けば日本ももう少し明るくなるのではないでしょうか。
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