鳥肌がたつマンガ - 四月は君の嘘の感想

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漫画レビュー数 3,135件

四月は君の嘘

4.504.50
画力
4.13
ストーリー
4.63
キャラクター
4.25
設定
4.50
演出
4.25
感想数
4
読んだ人
13

鳥肌がたつマンガ

4.54.5
画力
4.5
ストーリー
5.0
キャラクター
3.5
設定
5.0
演出
4.0

職場の上司にお借りして読み進めたマンガです。また、ワンピースの作者である尾田栄一郎氏も絶賛しているというだけあって、読んでみたかった一冊でもあります。

暗いマンガかと思っていました。あらすじだけを見ると、ピアノが弾けなくなった少年のストーリーなんですから。ですが、読み進めていくと、各々のキャラクターがたっていて、すごく読み応えのあるマンガでした。でも、たまにそのキャラクターたちに苛立ちを覚えることがあります。宮園さんの登場の仕方や物事を推し進めていくさまは、私はあまり好きではありません。また、幼馴染の椿も、主人公と宮園さんが打ち解けあっていくのが面白くなさそうで、そのために拗ねているところもあまり好きではありません。

このマンガでただただ圧倒されるのは、演奏シーン。ピアノであったりバイオリンであったり。そしてマンガを描くにあたって、一番難しいシーンではないかと思います。映像で表現するのはとても容易いことですが、マンガという無機質な、音のない世界では表しにくく、どんな表現をしていくのだろうと、楽しみでもあり不安でもある部分。ですが、このマンガは一切不安など抱かせてくれません。会場であたかも演奏を聴いているような、そんな気にさせてくれるマンガです。オーケストラの始まりの際、私はいつも鳥肌がたつんですが、このマンガを読んでいても鳥肌がたちました。実写化もされると伺っていますが、そちらも楽しみです。

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他のレビュアーの感想・評価

四月は君の嘘の紹介

四月は君の嘘というマンガはあのワンピースの作者、尾田栄一郎先生が絶賛・嫉妬した作品です。この作品の主なテーマは『音楽』です。中学生のピアニストとヴァイオリニストが互いの才能に共鳴し合い成長する姿を描いた作品です。主人公はピアノを少年時代からしており、人間メトロノームと呼ばれるほど、正確な演奏をし、数々のコンクールの優勝をしたほどの天才です。しかし、彼は母親を亡くしたショックからピアノを演奏中に音が聞こえなくなるという精神的病にかかってしまい、音楽界から姿を消しました。その少年有馬公生はヴァイオリニストの宮園かをりのお蔭でもう一度音楽の道を歩むことになるのですが、それまでの工程がギャグあり、涙ありで、とても面白いです。演奏シーンは夢中で見ているといい曲を弾いているように思えます。それは錯覚ではなく本当にいい曲を弾いているので聞きほれます。そしてここで夢中になります。二人のセッションは物語...この感想を読む

4.54.5
  • しげぞうじいさんしげぞうじいさん
  • 59view
  • 525文字

宮園かおりというキャラクター

とても話題になった漫画ですね。話題になっていたのは知っていましたが、その話題に乗っかるのも気が引けて読めずにいました。でも友達に勧められて軽い気持ちで読んでみることにしました。まず思ったことはストーリーが凄い。音楽をテーマとしていて、漫画でありながら音を感じることができるんです。本当に。漫画で鳥肌が立ったのも久しぶりでした。わたしがこの漫画を読んで一番惹かれたことは、宮園かおりというキャラクターです。重い病気を持ちながらいつも明るく、前向きで、何にでも自分らしく挑戦するその姿に感動しました。わたしも宮園かおりみたいに明るく、周りの意見に囚われることなく自由に生きたい。そう思わせてくれる存在でした。彼女が作中で何度かいう「わたしを一生忘れないように、その人の心にずっと住めるように」これは残された時間が少ない彼女だからこそ感じたことでしょう。私たち人間はいつ死ぬかわからない。でもまだ死ぬは...この感想を読む

5.05.0
  • まみ。、まみ。、
  • 66view
  • 760文字

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