悪魔で執事ですから…
漫画を読んでいたのと声優に惹かれてアニメを観ましたが、一期も二期も三期もすべてクオリティが高く観ていて安定感がありました。一期は天使編がありましたが、正直なところ、女王陛下が若くなっていますが、描写があまり好きではありませんでした。やはり、原作に忠実な方が私は好きですね。アンおばさんのところはやはり涙が抑えられませんでした。殺戮を犯し、死神に殺されるなんて身内には受け入れられない事だと思いますが、それをやってのけるシエルの精神力の強さが伺えます。アンおばさんの人生は本当に辛くて遠慮ばかりだったので天国では幸せであってほしいですね。
二期は、オリジナルキャラクター続出な上、最後にシエルは悪魔になってしまうという驚きの結末でした。セバスチャンがシエルを食べることは永遠にできなくなりましたね。ただ、ここまでセバスチャンがシエルに忠誠を誓っているので、シエルが二期の終わりのように悪魔にならなくても食べることなんて結局はできずに、シエルが死ぬまで執事として仕えていそうだなと私は思います。
三期はサーカス編。これは原作に忠実で一番好きです。さらってきた子供の骨を使っていたと知った時のジャックの顔を思い出すだけで涙が出ます。1人の男の美しさを追求しすぎたが故に生まれた狂気が、たくさんの子供の命を奪い、サーカス団は踊らされていたという事実は、シエルにも堪えたと思います。これが人間だとセバスチャンに訴えるシーンはこんな人間であるからこそ人間であることを辞めずに僕は生きていると伝えているように私には聞こえました。セバスチャンがシエルに入れ込むことに納得できるシーンですね。
どの作画も綺麗ですし、主題歌も好きな曲ばかりで安定感のあるアニメでした。
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