中華統一壮大な夢の物語!
この作品は実質二人の主人公がいると感じた。一人が天下の大将軍を目指している信。二人目が中華統一を目指す政。この二人の身分を超えた友情が個人的に大好きで見ている。
先ず信の方だが親友から自分と信は剣で戦えば互角だが互角なら信の方が強いと一見よくわからないことを言われている。しかし物語が進むにつれ天下の大将軍と実際に言われる人たちから彼は一目置かれる存在になる。その理由が心力、心の強さであるという点が個人的に気に入っている。彼自身自分が大将軍になれることを信じていてその心の強さにみんなが惹かれる主人公としての魅力がある。
もう一人の主人公である政は信とは真逆、王族の子供で現在は大王という立場である。しかし権力をほかの家臣に握られていて実質ゼロからのスタートなのは信と同様。しかし彼もはじめは反発していた信がその行動をみて認めるほどの王の器をもった少年である。歴代王に仕えた伝説の大将軍である王騎は彼のことを自分が遣えるに足りる器の王とまだ少年の彼を見て語っている。
信の方もこの王騎からあなたには見込みがあると思うといわれ王騎の死の間際に馬に乗せられ将軍の見る世界を見せられ、そのかたみに矛を預けられている。
この二人の主人公が夢をかなえ中華統一という誰もなしえないことに挑んでいくさまが熱くなり面白いと感じた。
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