十三の頃より数え切れぬほどの戦場を駆け回り、数万の戦友を失い数十万の敵を葬ってきました。命の火と共に消えた彼らの思いが、全てこの双肩に重く宿っているのですよ。
王騎
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キングダムは、NHKプレミアムで2012年6月から2013年2月までに第一期、2013年6月から2014年3月までに第二期が放送されたアニメ作品である。中国の春秋戦国時代を舞台にした中国史・伝奇作品で全77話の長編アニメでもある。原作は、第17回手塚治虫文化賞漫画大賞を受賞している事やアニメ作品でも第3回衛星放送協会オリジナル番組アワードアニメ部門最優秀賞を受賞している。シリーズを通して細かな戦闘描写や心理描写が表現されている事やCGアニメーションを多様しているといった特徴があるアニメ作品となっている。 500年乱戦が続いていた春秋戦国時代の中国の秦の田舎町で戦災孤児の主人公信と幼馴染の漂は、下僕の身分でありながら戦で武功を上げる事で天下の大将軍になる事を夢見ながら修行をする日々を送っていた。漂のみが見出され仕官する事になるが、深手を負い村に戻ってくる。漂に言われるがまま、村外れの小屋に行き秦の王である政に出会い信の運命は大きく変わる。
この作品は、中国の話で、初め三国志のように登場人ぶちが複雑で分かりにくいマニア向けのアニメかと思いきや、単純でわかりやすい作品でした。ヒーローの出現この作品は冒頭からわかりやすく主人公が登場します。そして、明らかに強いという状況で、物語が進んでいきます。その主人公にはともに夢を見たもう一人の少年がいます。その少年との人間関係もとてもわかりやすく描かれています。ほかのキャラがたっている主人公以外に出てくるキャラたちがしっかりと物語を支えています。また、そのキャラたちが色濃く、おねえのようなしゃべり方をするのに、とてつもなく強くかっこいい武将までが登場します。そのあたりは、観ていてとても楽しめる部分です。名わき役のヒロイン主人公を支える仲間として二人のヒロインがいます。その二人が、とても可愛く描かれているのも特徴的です。そして、賢くて強い女性というあたりも現代の思想を反映しているのかもしれ...この感想を読む
この作品は実質二人の主人公がいると感じた。一人が天下の大将軍を目指している信。二人目が中華統一を目指す政。この二人の身分を超えた友情が個人的に大好きで見ている。先ず信の方だが親友から自分と信は剣で戦えば互角だが互角なら信の方が強いと一見よくわからないことを言われている。しかし物語が進むにつれ天下の大将軍と実際に言われる人たちから彼は一目置かれる存在になる。その理由が心力、心の強さであるという点が個人的に気に入っている。彼自身自分が大将軍になれることを信じていてその心の強さにみんなが惹かれる主人公としての魅力がある。もう一人の主人公である政は信とは真逆、王族の子供で現在は大王という立場である。しかし権力をほかの家臣に握られていて実質ゼロからのスタートなのは信と同様。しかし彼もはじめは反発していた信がその行動をみて認めるほどの王の器をもった少年である。歴代王に仕えた伝説の大将軍である王騎は...この感想を読む
今話題の言わずと知れた人気作品。原作には基本的には忠実だが、多少違うところもある。原作ではそこまで細かく描かれなかった尾到の最期をかなり美しく描き、人気キャラの王騎の最期に涙した人も多かったのではないだろうか。この二つのシーンは、かなり作画が粗い本作の中でも力を入れたのが伺えた。しかしアニメの時間の関係なのか、原作では戦で使われるだけの、この時代にしてみればただの乗り物である馬がいい味を出しているシーンも多く不覚にもホロリとさせられる部分もあるのにカットされ、個人的にがっかりした。しかしこの作品に出てくるキャラはなんて生命力に満ちて居るのだろうか。当たり前の要に首が飛ぶというのに恐れがない。主君の為に血を流すことも厭わず、己の夢の為に、愛する人の為に命を燃やす。今の時代に生きる私たちには到底考えられない。理解すらできないと思うのに何故こんなに惹かれるのか。それはきっと私たちの根底には、...この感想を読む
よみがな:ひしんたいしん ニックネーム:信 生年月日:不詳 性別:男 住まい:小屋 所属:飛信隊 性格:豪気かつ直情怪行。礼儀作法を知らない。 ポリシー:戦に勝ってもその地の民を無下に扱わない 物語上での目的:天下の大将軍になる 作品の元となった人物:李信
よみがな:しんおうえいせい ニックネーム:政 性別:男 住まい:感陽 性格:ポーカーフェイス 特徴:漂と瓜二つ 価値観:人は光である 特技:武芸 物語上での目的:中華統一 トラウマ:趙での人質としての生活
王騎
敵将との一戦でなぜ強いのか問われた時のセリフ。
王騎
信から天下の大将軍について聞かれた時のセリフ。
飛信隊信
天下の大将軍になる夢を語っていた時のセリフ。