登場人物の関係性と展開がうまくかみ合っていて面白い
救命病棟シリーズの中でも一番好きなのがこの第二シリーズです。
このメンバー・設定で続編をやっている事を切に希望していたので続かなく残念です。
病院もは常にあるので見慣れた人も多いとは思いますが、救命病棟はシリーズになっているだけの事もあり、
病院の中でも「救命病棟」をメインにしているならではの命のやりとりが見どころであるのはモチロン。
そんな救命病棟シリーズの中でも、この第二シーズンでは登場人物の人間関係模様が特に際立っています。
よくドラマにありがちではあるものの、くっつきそうでくっつかない主要人物たち。
進藤先生と香坂先生のもどかしい恋愛関係は、見ているだけでときめいてしまいました。
ドラマシリーズの後に特別編もありましたが、2人の関係のもどかしさが引き続き描かれていて面白かったです。
香坂先生のセリフの中で、「あなたにとって大転機が訪れます。一緒に夜を過ごす相手から、告白されるでしょう」
というものがあり、「もしかして進藤先生と!?!」とドキドキしていたものの、患者さんとの事であり
思わずそんな事を考えて挙動不審になってしまっていた自分に笑ってしまい、モードを変え仕事に戻るシーン等も、
女性としてのかわいらしさを、仕事に真剣に取り組む面を見る事が出来、嬉しくなりました。
主要2人だけでなく、登場人物たちが自分の人生の事を考え、医者の道を進む事を悩んだり、恋をしたり
医者だから-というわけではなく、一人の人間としての等身大の悩みや成長の仕方が身近に感じる事が
出来たのもとてもよかった点かと思います。
香坂先生のセリフの「医者がこんなに危険な仕事だなんて考えたこともなかった。検査結果が陽性だったら・・あたし
死にたくない・・・怖い。」
進藤先生の「浮わついた恋愛感情を仕事に持ち込むな!」
太田川先生と香坂先生の「あの、あたしってそんなに子供っぽいですか?」「まぁ、ぶっちゃけて言えばね。悩むのは家
に帰ってからにしなさい」
どのセリフも身近なセリフで親近感を覚える事が出来ました。
音楽部分では特に際立って印象に残ったものがなかったのが残念な所ではありましたが、基本的に一話完結で見やすかった
事と、重くなりすぎないテーマを扱っていた事もあり見やすかったのも魅力の1つだと思います。
歴代の救命病棟が好きな方からすると違うテイストな印象を受け、正直好き嫌いが分かれるシリーズだとも思いますが
よくある病院もののドラマの中でも見やすく、かつ真剣に考える事も出来る作品です。
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