設定が面白い
人は亡くなったその後にあの世に行きます。あの世に行った後に行いが悪ければ地獄で閻魔大王に地獄に落とされる…のが普通の感覚ですが、あの世に住んでる住人にとっては、地獄=公務員!!地獄に就職が出来ると安泰だったり、常に新しい地獄の案を練ったり!!地獄にもアイドルがいたり!! 天国にはショッピングモール、飲み屋街、桃太郎が薬屋さんに就職したり!!地獄も天国も日々亡くなった人の受け入れで大忙し!!な様子を閻魔大王の補佐官がシュールに対応しているのが面白いです。妖怪、昔話の主人公やわき役など絵が凝っていて素敵です。中国の神獣はくたくと地獄の補佐官鬼灯のお騒がせバトル、花咲か爺さんの「ここ掘れワンワン」のポチと桃太郎のお供に着いた犬(名前はシロで食いしん坊の設定がまた面白い♪)の犬バトル、カチカチ山のウサギの狸への異常な怒りの執念などなど作者ならではの解析と視点もシュールに笑えます。妖怪、昔話などが多いですが作者によるシュールな解説があるので知らなくても楽しめるのと恐らく使う機会はほとんどない知識が豊富になります。本当に使う機会は無いのですが…そこがこの作品の魅力的な所なのかなとも思います。地獄と天国の日常の作品なので同じような話が最近多いなとも感じます。ドキドキ、わくわくと言った類いからは離れているかとも思います。
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