星と時を越えた愛の物語ですよ。ラストの救いに涙・・・。 - ぼくの地球を守っての感想

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漫画レビュー数 3,136件

ぼくの地球を守って

4.874.87
画力
4.33
ストーリー
5.00
キャラクター
5.00
設定
5.00
演出
4.83
感想数
3
読んだ人
7

星と時を越えた愛の物語ですよ。ラストの救いに涙・・・。

5.05.0
画力
4.5
ストーリー
5.0
キャラクター
5.0
設定
5.0
演出
5.0

私が高校生の時に連載開始されまして、けっこう古いマンガになってしまったんですね。「ぼく地球(たま)」と呼び親しんだものです・・・。この作品はもはや私のマンガ遍歴の中ではバイブルに近い作品でして、この感動は何回何十回何百回読んでも何十年たっても心が震えます。

ちょっと特殊な能力を持っていて自分にコンプレックスを持つ主人公のありすが、お隣りの小学生をなんと・・・という衝撃の事故で話が始まります。「えー!ウソー!」と主人公も読んでいる自分も思っているうちに、話が急展開、あれよあれよという間に話に引き込まれていきます。長編ですが、苦も無く読み切れてしまいます。

ジャンルとしてはSFです。超能力・異星人・転生など、結構なSF要素が詰め込まれています。しかし、これは間違いなく愛の物語です。ちょっと綺麗すぎるかな、と思うほどの。書いてしまうのも恥ずかしいですが、愛ですよ。星と時間という距離や些細な思い違いによって、お互いの愛を確かめることが叶わなかった恋人同士が時や世代を超えてその思いを成就させる、傷ついた一人の思いが救われる結末は圧巻です。そして、タイトルの意味がここで初めてわかるのです・・・!

また、主人公以外の主要なキャラクターも魅力的です。何が魅力的って、それぞれのコンプレックスとそれを抱えての人間関係の描き方が上手いんです。ちょっとどこか寂しい人物が多い・・・そこが読んでいて心をくすぐられるところです。

とても読み応えがあるので、まだ読んだことがない人はぜひ読んでみてほしいです。そして、少女マンガジャンルではありますが、男子諸君でも読みごたえありますよ。うちのダンナは完全にハマりました!

これを読むと見上げる月がとても美しく見えます。

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他のレビュアーの感想・評価

大人になっても夢見がちな私にぴったり?

80年代のSF少女マンガ1986年から1994年まで「花とゆめ」で連載されていた「ぼくの地球を守って」。私が読んでいたのは小学生の時ですからね、そりゃ古いマンガです。絵は初期の頃はちょ~っと時代を感じるテイストです。でもどんどんキレイに見やすくなっていきますし、とにかく続きが気になってガンガン読み進んでいました。あの頃ハマっていた「ぼく地球(ぼくたま)」、大人になった今思うことを書いていきたいと思います。社会問題にもなった「前世の仲間探し」このマンガのすごいところはちょっとした「事件」を起こしたということです。登場人物たちは同じ夢を共有する前世の仲間を探すためにオカルト雑誌の文通欄に投稿しますが、80年代当時、実際にこういった類の投稿で文通欄が埋まっていたとのこと。自殺未遂事件も起きたりして、作者の日渡早紀さんが「このマンガは100%フィクションです」と宣言する事態にまで発展しました。今...この感想を読む

4.64.6
  • ぷりまるぷりまる
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  • 1163文字
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