平成を代表する学園ドラマの1つ
GTOはサイコメトラーEIJI、金田一少年の事件簿と同じく、週刊少年マガジンを代表する人気作のひとつであり、フジテレビから実写ドラマとして放送されました。
本作は原作と同様に主人公の鬼塚英吉を中心に描かれ、生徒にのしかかる難題な問題を視聴者も驚く方法で解決していく痛快な構成になっています。主人公は熱血教師であると同時に不良キャラの二面性を持ち合わせていて、燃える展開や美味しい展開も繰り広げてくれる所も魅力です。その他にも鬼塚を取り巻く教師の冬月や内山田の他にも個性あふれる生徒たちとのやりとりの中での変化を見ていくのは物語のミソになります。進路や心情の変化、人間関係の改善といった多彩な要素が含まれており、見ごたえ十分な仕上がりになっています。
学園ドラマはマンネリな面が見られがちなことがありますが、この番組は反町隆さんの演技力と真面目一辺倒なだけでなく、スケベな面も相まって、緩和されており1話から最終話までだれることなく視聴することができるのではないかと思います。しかし、原作のスケベな面の強さがいざ実写ドラマで全国ネットにて放送されるにあたって抑え気味になっているのが、マイナス点になっている部分もあり、原作を重視しすぎると楽しめない所が出てしまう可能性もあります。
マイナス面はあるものの、根強い人気からドラマスペシャルや映画化、2012年にはリメイクされることからもこのドラマのポテンシャルの高さは昨今のドラマと引けを取らないものではないかと思います。たまに再放送される場合もあり、その際は視聴してみるのもありだと感じる一作に仕上がっています。
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)