こんな先生に出会いたかった
問題のあるクラスに新しい先生がやってきてクラスがひとつになっていくというストーリーはよくあるものなのかもしれません。見るからに不良という生徒が問題を起こすのではなく頭が良い生徒が意地の悪いやり方で先生をいじめというところが現代人らしいなと思いました。鬼塚を演じていた反町隆史さんと冬月を演じていた松嶋菜々子さんがこのドラマをキッカケで結婚したそうなのでそれを思って2人の演技を見るとさらにワクワクしました。最初に鬼塚と仲良くなったナナコと渡辺と依田が初回で鬼塚を騙してはめようとした時に鬼塚が暴走族を引き連れて仕返しに来たシーンは現実離れしすぎていて笑えました。いじめられっ子の吉川役は小栗旬さんが演じられています。今の小栗旬さんからは考えられないような弱々しい雰囲気ですがそれはそれでかっこいいです。どんどん生徒達と鬼塚との信頼関係ができていき、教師イジメのリーダー的存在だった中村愛美さん演じる相沢みやみが孤立していく姿はなんだかかわいそうになりました。みやびと昔から仲よかったトロ子が学校を辞めてアイドルになるために旅立つシーンでは、クラスのみんなで空港に見送りに行っていましたがみやびはその中に入らず1人で涙を流しながら「がんばれ」と見送っていて心を打たれました。最後にはクラス全員が鬼塚を信頼し問題のあった教師達も良い教師になるという予想どおりの展開でしたが、どの回も見ていてとてもおもしろいドラマでした。
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