フジテレビを代表する推理ドラマ - 古畑任三郎の感想

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ドラマレビュー数 1,147件

古畑任三郎

4.004.00
映像
4.00
脚本
4.00
キャスト
4.50
音楽
3.75
演出
4.00
感想数
2
観た人
8

フジテレビを代表する推理ドラマ

4.04.0
映像
3.5
脚本
3.5
キャスト
4.0
音楽
3.0
演出
3.5

古畑任三郎はフジテレビを代表するドラマのひとつであります。その人気から3度シリーズ化しただけでなく、スペシャルが4回、ファイナルシリーズとして3部作、中学生編として1作放送されています。

従来の推理ドラマや小説、漫画はひとつの事件が起きた際、犯人は誰か、真相は謎に包まれており、主人公たちがひとつひとつの手がかりを元に事件の真相にたどり着き、犯人を捕まえるというスタイルが多いですが、古畑任三郎の場合は逆に犯人や真相を予め見せておき、古畑任三郎がどのようにしてトリックや真相を見つけていき、犯人を追いつめていくのかを見せるスタイルにあります。今では、名探偵コナンの怪盗キッドを主体にしたストーリーの際は犯人が予め誰か明確に分かったものもありますが、放送当時はこのスタイルは珍しかったのではないだろうかと思います。

作品の見どころとして、まず出演者が豪華というのが挙げられます。第1話に中森明菜をゲストに置き、その後も木の実ナナ、堺正章、菅原文太といったゲストが出演し、物語を盛り上げるのに一役買っています。その中にも俳優さんたちの個性が活きているのもまた見どころのひとつでもあります。その他にも、この作品では欠かせない存在でもある今泉の存在です。今泉の存在により物語の暗さを和らげるだけでなく、事件解決にも一役買っています。後は何より欠かせないのは古畑任三郎という人物の人間性が大きな魅力でもあるのではないかと思います。新しいことに興味を示したり、食事に関してこだわりを見せたりと色々な一面を物語を通じて見ることができます。これらの要素が重なることで1話1話に重みを持たせ、視聴者を飽きさせない作品に仕上がったのではないかと考えられます。

その他にも、OPの演出やBGMの存在も多くの視聴者に親しみを与えており、馴染みの深いものになっているのではないかと思います。

この作品は以前は再放送で見る機会はありましたが、最近ではめっきり見ることが少なくなりました。確実に見る方法として、値段は少々張りますがDVDBOXの購入が確実であります。通販サイトでも見かけることもありますので、一度購入を考えてみるのもありではないかと思います。

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他のレビュアーの感想・評価

三谷さんの原点

え~・・・・で始まる古畑さんの決め台詞とも言えるセリフが印象的な作品。よくある推理物・刑事物と異なり、犯人が最初に分かる点や、全編通して犯人たちがどこか抜けていて憎み切る事や、嫌う気持ちが起きてこず、なんだか愛着のような気持ちがわいてきてしまう点は三谷さんならではの脚本の賜物だと思います。話し自体も1話完結型で見やすく、凄く分かりやすいので、身構える事なく見る事が出来たのも、ドラマとして好きなポイントの1つです。登場人物たちの個性もかなり際立っていて、とにかく個性豊か。古畑は長編シリーズのため、主役の古畑はもちろんのことながら、この個性豊かな登場人物たちが話が進むにつれて色々と変わっていく様子や、その心情をより理解する事が出来るので、長く見ても楽しみ続ける事ができ、また初期のこのシリーズを見ているからこそ分かる発見などもあり、見続けていて嬉しさを感じる事が出来る作品でした。ただ、その一方で...この感想を読む

4.04.0
  • ひなたひなひなたひな
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