信仰と生
図書館で初めてこの本を読んだ時、最後らへんで思わず涙を流しそうになりました。 場所が場所なので泣いてはいけないと思ってはいたんですが、こらえきれませんでした。 自分自身を犠牲にするという選択肢を選び、大勢の乗客の命を主人公(彼)は救います。本文中にもありましたが、彼の死は本当に彼らしいと思いました。 この話の舞台は今とは価値観がかなり異なる明治時代(古い)ですが、キリスト教徒として生きた彼の精神は、私の心にも強く響きました。。 私は信仰してはいないのですが、彼のような澄んだ心もてたらどんな幸福だろう。 そんなことをこの本は考えさせてくれました。 これからも悩んでいるとき、苦しいときがあったらまたこの本を読み返したいと思います。そして彼の生涯を再認識するたびに、私は、彼から大事な何かをもらって、生きていくことが出来るだろうと思います。 心の柔軟な10代にぜひ読んでいただきたい作品です。
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