好き嫌いが分かれる作品 - 永遠のこどもたちの感想

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好き嫌いが分かれる作品

3.53.5
映像
4.0
脚本
3.5
キャスト
4.0
音楽
4.0
演出
4.0

ストーリーを簡単に述べると、ある夫婦の息子(養子)シモンは、HIV陽性で、しばしば空想上の友達をつくって遊ぶようになります。 ある時、自宅で孤児院の開園パーティーを行うのですが、その際に空想上の友達の1人トマスの部屋にいくと言って聞かないシモンに母親ラウラがキレ、その後シモンは忽然と姿を消します。 実はこの空想上の友達とは亡くなった子供たちの霊です。 この子供たちは、奇形の子供だったトマスをいじめて殺してしまい、その復讐としてトマスの母親であるベニグナから毒殺されたということが次第に明らかになります。 結局トマスが好きな宝探しゲームによって、ラウラはシモンの居場所を知ることになりますが、残念ながらシモンは死体で発見されます。 実は、シモンがいた地下室の扉をラウラが偶然にも塞いでしまって死んでしまったのです。 ラウラは死んだ子供たちと永遠に一緒にいようと決心し、毒薬を服用したという話です。 なかなか複雑なストーリーでした。 ラウラとシモンのストーリーはむしろサイドストーリーで、実はトマスが主人公のような気がしますね。 というか、トマスがいじめられて溺死し、いじめていた子供たちをベニグナが毒殺した話しと、シモンを偶然に閉じ込めて殺しちゃった話とどう関係があるんでしょうか。 基本的には誰も報われてないし、脚本手を抜きすぎだな。 それに毒殺事件のとき、いったい事件はどうおさまったんでしょうか笑 シモンを探しているときに、明らかに背丈の違う男の子や女の子のお面まで剥いでいるのにはうけました笑

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ギレルモ×J.A.バヨナが魅せる、現実。ゆえに恐怖。

鬼才ギレルモのセンスが光る良質な映画。だけど…ギレルモ監督といえば、「パンズラビリンス」を筆頭に幻想的ともとれるホラー映画を手掛けている。今回はそのギレルモ氏をプロデューサーとして迎え、J,A,バヨナ氏が初の映画監督を務めた作品。(わたし自身はギレルモ監督の大ファンなのですが、バヨナ氏はごめんなさいご存知ありませんでした)本作を知り、観るに至った経緯もギレルモ氏が関与しているからであって…以下略。ざっくりとした紹介なのですが、今作の邦題が「永遠のこどもたち」 元が「El Orfanato」、英題で「The Orphanage」直訳すると「孤児院」…ちなみに日本でのキャッチフレーズは、「愛を信じたら、本当の光が見える」で、公式サイトでは「『シックス・センス』以来の衝撃と感動!運命を信じる人に贈る本格スピリチュアル映画」と謳っております。なるほど。あえてここで言いますが、もう詐欺ってレベルじゃない。キャッチコピーを信...この感想を読む

4.04.0
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