オオカミたちと半額弁当
スーパーなどでの割引商品、というのは市民にとって懐に優しい存在ではあるが、どうしても買わなくてはならないというほどのことではない。 しかしこの作品においてはそんな常識は通用しないのである。 ベン・トー、それはスーパーにおいて半額弁当を買うためがだけに闘いを繰り広げる狼たちの物語である。視聴者からすれば半額弁当なんかのためにそこまでせんでも…と思わなくもないのだが、彼らの真剣な様子を見ているとそんな考えは無粋ですらあると言える。 とはいえ、何故か半額弁当を買い求めるのは本来あるべき主婦層などではなく、主人公の佐藤やヒロインの氷結の魔女こと槍水らをはじめ若者ばかりなのだが……まあやはりそこに突っ込むのも無粋というものだろう。 しかし一つだけ突っ込まざるを得ないことがある。 キャラクターの一人、白梅梅。彼女は理由はあるものの、佐藤にただ暴力を振るうためにいるとしか思えないような存在で見ていて不快である。ジャイアンだってあそこまで無駄にのび太を殴ったりはしないだろう。
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