無刀ブラックのあらすじ・作品解説
無刀ブラックは、週刊少年ジャンプにおいて2012年に読切版が掲載され、2013年に連載されていた、江戸時代を舞台にした格闘漫画作品である。作者は野々上大二郎であり、単行本は全2巻が発行されている。 主人公の黒月雪路は、体格や風貌からも一見するとひ弱そうなイメージで見られるが、江戸時代の猛者が集まる武術場で武器を一切持たずに道場を切り盛りする合気柔術家であった。雪路には人情味があり、争いごとの仲裁を勝手出るなど、面倒見のいい一面があり、敵を傷付けることなく諌める無刀の心を貫いている。そんな雪路が道場当主を務める中、様々な道場に入門希望しながらも立て続けに門前払いされている継春と出会い、様々な出来事を経て雪炉の道場に入門することになる。 本作では、この時代に必要な刀という重要な武器を持たずして、合気柔術のみで敵を倒しながらも奔走する主人公の様や、門下生の継春の心の成長ぶりなどを魅力的に描いている。
