自分で自分を立て直せるようにできてるんだよ 人間って
木戸浩志
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漫画レビュー数 3,136件
ばらかもんは、ヨシノサツキによる漫画作品であり、2014年の9月時点において累計200万部を売り上げている人気作品である。当初は、スクエア・エニックスによって発行されているガンガンパワードにおいて2008年から2009年の間に計3話が読み切りとして掲載されたが、人気が出たため、連載作品として、ガンガンONLINEに掲載されるようになった。コミックは、2015年の5月時点において、ガンガンコミックスONLINEレーベルで11巻まで発売されている。 長崎県の五島列島を舞台とした作品であり、東京都で生活していた若き書道家の青年、半田清舟が慣れない田舎暮らしに苦戦しながらも次第に成長していく姿を描いている。 2014年の4月から9月の間にはテレビアニメーション化も行われており、日本テレビ系列において全12話が放送された。DVDは全4巻発売されており、サウンドトラックCDも2014年の7月に発売されている。
島独特の文化に触れる「ばらかもん」という作品において切っても切り離せないのは、五島列島での生活ではないでしょうか。私は島の生活に馴染みがなく、当然島の生活に関する知識は持ち合わせていないのですが、若い書道家である主人公の視点を通じて、島独特な文化に触れることができます。何よりも作者の体験が込められているためかリアル、非常にリアルなのです。不便で昔ながらの生活が残っているような全体的に田舎みの溢れる世界であろうことは島に行ったことがない人でも想像できのですが、そんな簡単なことではないですし、それだけではありません。私たちが考えている島に住む人々のイメージは、長年島に住んでいる高齢者たちであることが多い。少なくとも私はそうでした。ただ、島に生活しているのは高齢者だけではありません。中学生、高校生もいれば、当然「なる」のように小さな子どももいます。その子たちが、必ずしも島の高齢者のように馴染...この感想を読む
よくも悪くも、等身大の田舎モノ田舎を取り扱った漫画というのは、とかく押しつけがましくなりがちだ。よくありがちなのが、都会に擦れて田舎にやってきた主人公が、田舎に住む人の親切心や助け合いの精神などに心癒され、そこに永住を決めるという話。実際に田舎に住んでいる人はよく承知だと思うが、現実の田舎というのはそれほど良いものではない。近所の人は仕事の評価や子供の成績や嫁の出産の有無までかなりしつこく知りたがるもので、プライバシーなどあってないようなものだ。しつこい人だとかなりプライベートなところまで干渉してくるし、勝手に人の家に入ってくることさえ当たり前だ。葬式にかかる費用もバカにならず(なにしろ年寄りが多いので)、近所の顔見知りは粗相をやらかせば身内のように説教してくる。山に近ければ虫が多い。助け合いの精神というが、貰ったものは返すのが当たり前なので負担になることもある。特に時間に余裕のない社...この感想を読む
「ばらかもん」は主人公である書道家の半田清舟が、ある受賞パーティで書道展示館の館長を殴ってしまい見かねた父親に人間としてかけている部分を見つめ直させるために長崎県の五島列島に住むように言われ、移住するところからお話がはじまりそして個性的な島民たちと出会い親交を深めていくというお話になっています。もうひとりの主人公であるこどものなるちゃんという悪ガキな女の子でてくるのですが、この子や島民と触れ合って行くことで少しずつ主人公が成長していくという感じのお話です。私も、離島の出身なので、離島あるあるというか、共感できる部分も多くとても楽しめました。今後が楽しみなまんがです。
よみがな:はんだ せい ニックネーム:通称「先生」 生年月日:4月15日 年齢(作品時):23歳 血液型:A型 身長:174cm 住まい:自然豊かな五島 性格:プライドが高く気難しい所がある一方で抜けた所が多々あり、本人はしっかりしてると思っているが、基本的にドジっ子 癖:字を書いている際に気分がノッてくると笑い声...
よみがな:きどきろし ニックネーム:ヒロ、ヒロ兄 生年月日:10月13日 年齢(作品時):18歳 血液型:O型 身長:171cm 星座:てんびん座 性別:男 国籍:日本 特技:料理
よみがな:はんだ せいめい ニックネーム:奥さんにはだーちゃん 生年月日:5月22日 血液型:AB型 身長:172CM 星座:ふたご座 性別:男 住まい:東京 癖:眠るときは目を開けて、寝言をはっきりと言う。 物語上での目的:主人公の清舟の父で著名な書道家。清舟とは良き父であり、師でありライバルでもある。
木戸浩志
ヒロシが就職面接に落ちたときに使われたセリフ
琴石なる
防波堤に登らなくても曇ってるから夕日は見えないという清舟に向けた台詞
木戸浩志
清舟の書いた字が部屋一面にあるのをみて、中途半端だった自分を自覚した場面の台詞