海の稜線の評価
海の稜線についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
海の稜線の感想
男臭さと屁理屈の3時間。
総長こと総田部長、ブンこと文田巡査部長、萩原警部補のでこぼこトリオが追いかける爆破殺人と偽装沈没の謎。ショカツで研修中の萩原とブンのかけあいがうっとうしい(本来ならおもしろい点なのかもしれませんが私にはうざかった)点を除くと、なかなかない船舶ミステリーということになるんでしょうか。船の保険の仕組みとか、造船には権利がいるとか、関わりのない人間にはふーんというような点がたくさんありました。ただ、殺人の証拠が雑なのが気になった。犯人断定の根拠ってそんなことでいいの?とはちょっと、かなり思いました。総田の娘のエピソードも必要だったんでしょうか。私なら萩原警部補を選びますけど。いいじゃないですかご栄転。この登場人物でシリーズがあるかどうか知らないのですが、次は読まないかもな…です。