浜村渚の計算ノートのあらすじ・作品解説
浜村渚の計算ノートは、青柳碧人による数学を題材にしたミステリー小説シリーズであり、作者のデビュー作。2015年4月時点ではシリーズは6巻まで販売されており、累計50万部を突破している人気シリーズとなっている。2013年には月刊少年シリウスにてモトエ恵介作画による漫画版が連載をスタートしている。 シリーズ第1作は第3回講談社Birth小説部門受賞。 この作品は、学校教育から数学が排除された日本を舞台にしており、それに憤慨した数学者高木源一郎が作ったテロ組織・黒い三角定規とそれに対抗する警視庁・黒い三角定規特別対策本部との戦いが描かれている。主人公は数学のことになると人が代わったようになる中学生の浜村渚で、警視庁・黒い三角定規特別対策室に迎えられて事件の解決のために数学の知識を振り絞っていく。そんな渚と数学音痴の対策本部の武藤龍之介コンビが中心となってテロに立ち向かう。 この作品では章の番号がlog10やlog100といった変わった表現をしていることも特徴である。
浜村渚の計算ノートの評価
浜村渚の計算ノートの感想
余裕でしたね!!!!!!!
タイトルを見て、皆さんは何を感じますか?ボクは小学校から高校まで勉強してきた「数学」「算数」を感じ、思い出しました。「数学できないけど、ボクはこの作品を理解できるのかな」とビクビクしながら、読み始めましたが...余裕でしたね!!!!!!!数学がわからない人の視点で内容が進められることもあったので、よかったです。そして、なにより、事件にスッキリ爽快感がありました。しかーし!!!爽快感があり過ぎて、事件がかるーくなってしまったのが少し残念です。数学の用語が面白おかしく使われていたのも、ボクをくすぐったポイントです。数学が好きでも嫌いでも、だれが読んでも、面白い作品です。
数学嫌いでも読める話
本屋で手にとった時、どうしてこれを買ったんだろうと思うぐらいに私は数学嫌いです。嫌いだし苦手です。学生の頃はまともな点をとったことがないくらいには…。そんな私が本屋でこの本を見た時正直、「うわ…」と思ってしまいました。しかし浜村渚と思われる少女(その時点では知らなかったので)がぼんやりと見上げてる姿が印象的でつい買ってしまいました。実際読んでみれば、数学の基本的なことが推理の根拠として次から次へと出てきます。根っからの文系脳な私でもすごくわかりやすく、取っ付き易い内容でした。人によってはもしかしたら数学の見方と印象が変わるかもしれません。おすすめの本です。
読み手を選びます。ほのぼの系
数学の地位向上のために一人の天才数学者がテロを起こした。それに対抗できるのは彼が作った数学ソフトで学んでいない人に限る。つまり、ある程度歳が低くないといけない。ということで現役中学生の浜村渚ちゃんが数学的に活躍するお話しです。数学というとっつきにくいテーマを扱っているお話しなのにうまく絡めて分かりやすく、そして読みやすくなっているな、と感じました。ちなみに短編集です。特に盛り上がりもありませんし、結構淡々としているように自分には感じられました。しかし、数学が苦手、でも少し興味がある。みたいな人が読むとおもしろいと感じられるんじゃないかと思いました。理系の人は「なんだこれ・・・」となると思います。
浜村渚の計算ノートの登場キャラクター
大山あずさ
よみがな:おおやまあずさ ニックネーム:あずさネエさん 年齢(作品時):20代 所属:黒い三角定規 特別対策本部 性格:マイペース 特技:琉球空手 癖:遅刻 職業:警察官 出身:沖縄県 嫌い:数学
浜村渚
よみがな:はまむら なぎさ 性別:少女 所属:千葉市立麻砂第二中学校 性格:人見知りで、初めての場合自分から話そうとはしない。 特徴:数学が大好きで、ナンバープレイスを計算だけでななめ左上から全てのマスを埋めるなど高い計算力を持ち、数学の知識も豊富。数学の事になると饒舌になり、止まらなくなる。 癖...