流星ワゴンの登場キャラクター
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永田忠雄
よみがな:ながた ただお
流星ワゴンの感想
絶望したときにはちょっと一息。
絶望しかない現実なら、ちょっと一息ついてみよう。過去を振り返って後悔しても、人生のやりなおしはきかないけど、キチンと現実と向き合い、前に進む強さが少しづつわいてくる。ラストも前向きになれる、静かで力強い作品でした。幽霊父子が運転するオデッセイに乗って、通り過ぎた人生の分岐点へドライブするという設定はファンタジーだったけれど、「あの時、あーしとけば良かった…」と誰もが持っている過去への後悔がリアルに感じられて心に染みました。さらに、父親・主人公・子ども。この三世代の関係にいつのまにか自分やの自分の家族をシンクロさせていました。私も父親に対してわだかまりもあるし、子どももまだまだ小さくて可愛いだけだけど、これから先いろいろあるんだろうな。などなど、思うところたくさんありますが、読んで本当によかったです。