Goth 夜の章の評価
Goth 夜の章についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
Goth 夜の章の感想
小説における殺す側と殺される側についての考察
暗黒系の犯人についての考察暗黒系における猟奇連続殺人事件では、若い女性たちが殺されています。夜も被害を受けています。本人は気が付いていません。犯人は夜のお気に入りの喫茶店の主人でした。その主人は少なからず表に立つとき、誠実で人がよさそうな性格に見せていたのではないでしょうか。夜が言う主人の認識は、でしゃばらないといったものです。夜が拾った犯人の手帳には、被害者に声をかけて車に乗せたという記述があることからも推測できます。逆に、主人の猟奇殺人犯としての顔はどうなのでしょうか。なぜ、書き留めていたのでしょう。それは、暗黒な顔を隠すため、落ち着かせるため、自身が世間で生きていくには必要なものであり、猟奇殺人は必要な作業であったのではないではないかと思いました。僕が夜を助ける、見つけるため、主人と会ったとき、僕は主人と心を通わせることができた気がしたようなので、僕が行なった推理は正しかったと思...この感想を読む