青空の卵の評価
青空の卵についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
青空の卵の感想
とても不思議な友情とミステリのお話。
保険会社のサラリーマンの僕、坂木司とコンピュータプログラマで引きこもりの友達、鳥井真一。引きこもりの鳥井を外に連れ出す口実として僕は外で見つけた謎の話をお土産にする。そんな感じで話が始まり、引きこもりの名探偵、鳥井が僕とともに謎を解いていくという、少し変わったミステリです。単純なミステリとは違って引きこもりに関連する出来事での僕と鳥井の友情や謎解きの過程で関わっていく人との交流での鳥井の変わっていく様子なども話の軸になっていて、のめり込んで読んでしまう本でした。ミステリの解き方も鮮やかでテンポよく最後まで飽きることなく、感動すらしながら読めるオススメの1冊です。