痴人の愛の評価/評判

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小説レビュー数 3,368件

痴人の愛

4.504.50
文章力
4.67
ストーリー
4.50
キャラクター
4.67
設定
4.50
演出
4.33
感想数
3
読んだ人
11

痴人の愛の評価

痴人の愛についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が3件掲載中です。

総合評価
4.504.50
(3件)
文章力
4.674.67
ストーリー
4.504.50
キャラクター
4.674.67
設定
4.504.50
演出
4.334.33

各項目の評価分布

総合評価

4.504.50
5.0
2
4.5-4.9
0
4.0-4.5
0
3.5-3.9
1
3.0-3.4
0
2.5-2.9
0
2.0-2.4
0
1.5-1.9
0
1.0-1.4
0

文章力

4.674.67
5.0
2
4.5-4.9
1
4.0-4.5
0
3.5-3.9
0
3.0-3.4
0
2.5-2.9
0
2.0-2.4
0
1.5-1.9
0
1.0-1.4
0

ストーリー

4.504.50
5.0
2
4.5-4.9
0
4.0-4.5
0
3.5-3.9
1
3.0-3.4
0
2.5-2.9
0
2.0-2.4
0
1.5-1.9
0
1.0-1.4
0

キャラクター

4.674.67
5.0
2
4.5-4.9
1
4.0-4.5
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3.5-3.9
0
3.0-3.4
0
2.5-2.9
0
2.0-2.4
0
1.5-1.9
0
1.0-1.4
0

設定

4.504.50
5.0
2
4.5-4.9
0
4.0-4.5
0
3.5-3.9
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2.0-2.4
0
1.5-1.9
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演出

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5.0
2
4.5-4.9
0
4.0-4.5
0
3.5-3.9
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痴人の愛の感想

耽美主義の作家・谷崎潤一郎の観念や美意識が生み出した魔性の女ナオミ

作家の三島由紀夫は、彼の著書「作家論」の中で、谷崎潤一郎の耽美主義的傾向の一連の作品、「痴人の愛」のマゾヒズム、「卍」のレスビアニズム、「秘密」のトランスフェティシズム、「金色の死」のナルシシズムなどについて、「氏の小説作品は、何よりもまず、美味しいのである。支那料理のように、凝りに凝った調理の上に、手間と時間を惜しまずに作ったソースがかかっており、ふだんは食卓に上がらない珍奇な材料が賞味され、栄養も豊富で、人を陶酔と恍惚の果てのニルヴァナへ誘い込み、生の喜びと生の憂鬱、活力と頽廃とを同時に提供し、しかも大根のところで、大生活人としての常識の根柢をおびやかさない。氏がどんなことを書いても、人に鼻をつまませる成行にはならなかった。」と書いています。私はこの三島の谷崎論の中で語られている、"陶酔と恍惚"と、"生の喜びと生の憂鬱"と、"活力と頽廃"という言葉が、谷崎の一連の耽美主義的傾向の作品のキ...この感想を読む

5.05.0
  • dreamerdreamer
  • 116view
  • 2688文字
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