まひるの月を追いかけての評価
まひるの月を追いかけてについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が3件掲載中です。
各項目の評価分布
まひるの月を追いかけての感想
別次元の恋
冷えた爆弾異母兄弟の兄がまさか自分の母親に恋情を抱いているなんて夢にも思いません。いきなりですが、読み終えてまず言いたいことを言わせてもらいました。血縁上は赤の他人ですから、まったくもって問題ないのでしょうが、実の娘としては心中穏やかではないですね。年齢差はいかほどか、と素直な疑問を抱きますし、普通の恋心では片付けられない精神的な結びつきを指しているんでしょうが、男女の仲とは摩訶不思議だなあと主人公の心中をお察しします。会話の中でほんの少し出てくる人物がまたしてもラストに爆弾と化す。お決まりのパターンですが一向に慣れません。二人の女性の死がショッキングですし、注意をそちらに引きつける構成になっているため、まさか主人公の母親とは。すっかり騙されました。妙子は彼は主人公のことが好きなのだと予想します。その言葉もなかなか衝撃的で、私はいろいろな思考を巡らせました。異母兄弟ということは半分血を...この感想を読む