GOの評価
GOについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
GOの感想
この時代だからこそ読みたい
窪塚洋介が主演で映画化されている。私は映画を先に見たので、映像が頭に浮かんで、読みやすかった。差別などの問題を知るときに、読んでみてもらいたい。日本で生まれ、日本で育っても在日といわれる主人公。彼は元ボクサーの父親に育てられ、喧嘩に強い。そんな主人公は、ある日、日本人の女の子に恋をする。在日であることは物語の芯としてある。差別などの表現もあり、人種的な葛藤もある。しかし、「GO」は恋愛小説である。在日や反日、反韓など、さまざまなことで揺れているこのご時勢だからこそ読んで欲しい。国籍や血などを、考え方で一蹴するような作品だと思う。