1リットルの涙の評価
1リットルの涙の感想
今でも忘れられない、一生記憶に残る記録です
衝撃元々小説は苦手で全く手に取ることがなかった私が、唯一手に取り最後まで読み切ったのがこの作品でした。読もうと思ったキッカケはこのドラマを見たことと、ノンフィクションであるということです。脊髄小脳変性症という言葉は、あれから10年以上経った今でもパッと出てくるほど、私にとってこの作品は忘れることの出来ないものになりました。はじめはただ躓いただけで、誰にでも在り得る何でもないことだと、作品に出て来られる皆さんだけでなく、読者である私もそう思ってしまうようなことが病気のキッカケでした。躓くなんてことは私自身もよくあることで、あまりにも身近なこと過ぎて、病気に気付くことがこんなに難しいことなんて思いもしませんでした。そんな些細な症状が、最終的には身体を動かすことも出来ず寝たきりになる、そんな恐ろしい病気がこの世に存在し、完治する治療がないなんて、衝撃でしかありませんでした。頑張るとは当時小学生...この感想を読む
いのちの大切さを教えてくれた本です。
いまでは有名な本でもあり、ドラマにもなったので、内容をご存知の方も多いと思います。この本を読んだから、病気に立ち向かって頑張っている人たちがいること、生きていることは当たり前ではないこと、を知りました。こういう事って人に言われても、テレビで見ても、どこか他人事に感じ、自分の中にとどまらないですが、文字として読むと、自分のことのように感じずっと心に残ります。簡単に死ねと吐き捨てる子供たち、子供を虐待している大人たち、たくさんの人に、もう一度、読み直して死ぬことがどういう事か、生きようとする力を勝手に摘み取ってしまうことがどういうことか振り返ってもらいたいです。