吉原手引草の評価/評判

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小説レビュー数 3,368件

吉原手引草

4.004.00
文章力
4.00
ストーリー
4.00
キャラクター
4.00
設定
4.00
演出
4.00
感想数
1
読んだ人
1

吉原手引草の評価

吉原手引草についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。

総合評価
4.004.00
(1件)
文章力
4.004.00
ストーリー
4.004.00
キャラクター
4.004.00
設定
4.004.00
演出
4.004.00

各項目の評価分布

総合評価

4.004.00
5.0
0
4.5-4.9
1
4.0-4.5
0
3.5-3.9
0
3.0-3.4
0
2.5-2.9
0
2.0-2.4
0
1.5-1.9
0
1.0-1.4
0

文章力

4.004.00
5.0
0
4.5-4.9
1
4.0-4.5
0
3.5-3.9
0
3.0-3.4
0
2.5-2.9
0
2.0-2.4
0
1.5-1.9
0
1.0-1.4
0

ストーリー

4.004.00
5.0
0
4.5-4.9
1
4.0-4.5
0
3.5-3.9
0
3.0-3.4
0
2.5-2.9
0
2.0-2.4
0
1.5-1.9
0
1.0-1.4
0

キャラクター

4.004.00
5.0
0
4.5-4.9
1
4.0-4.5
0
3.5-3.9
0
3.0-3.4
0
2.5-2.9
0
2.0-2.4
0
1.5-1.9
0
1.0-1.4
0

設定

4.004.00
5.0
0
4.5-4.9
1
4.0-4.5
0
3.5-3.9
0
3.0-3.4
0
2.5-2.9
0
2.0-2.4
0
1.5-1.9
0
1.0-1.4
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演出

4.004.00
5.0
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4.5-4.9
1
4.0-4.5
0
3.5-3.9
0
3.0-3.4
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2.5-2.9
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2.0-2.4
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吉原手引草の感想

江戸幕府公認の遊廓であった、吉原の舞鶴屋の花魁・葛城が、忽然と姿を消した謎を追いながら、往時の吉原を鮮やかに描いた、松井今朝子の第137回直木賞受賞作「吉原手引草」

幕府公認の遊廓・吉原は、古くから文学作品の舞台になってきたと思います。その中でも、松井今朝子の「吉原手引草」は、最高傑作の一つと言えると思います。舞鶴屋の花魁・葛城が、何か大事件を起こした後、忽然と姿を消した。ようやく、噂も消えかかった頃、一人の青年がこの失踪事件を調べるため、吉原にやって来ます。青年は、引手茶屋の内儀、妓楼の番頭、遊びを究めたお大尽など、吉原の裏も表も知り尽くした、怪しい人物を訪ねて話を聞くが、葛城の事件はタブーになっており、誰も真相を話そうとはしませんでした。葛城の話題を避けるためか、十五人以上の証言者は、青年に吉原のしきたりや自分の体験を語るのですが、このエピソードが、とにかく面白い。吉原の年中行事や、遊女の階級による遊び方の違いなどは、ほんの序の口で、見世の男衆は、遊郭の運営方法を、客は粋な遊び方を、女衒は少女を遊廓に売る時の手続きについて語るので、知られざる裏...この感想を読む

4.04.0
  • dreamerdreamer
  • 29view
  • 871文字

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