図書館の神様の評価
図書館の神様についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が2件掲載中です。
各項目の評価分布
図書館の神様の感想
講師が文芸部(部員1名)の顧問になって…
瀬尾まいこの本を読むのは初めてです。題名に惹かれて、手に取りました。思ってたのと内容は違ってたけど、読後感が爽やかで、素敵な本だなあと思いました。最初、主人公の清(キヨ)が好きになれなくて、「こんな人が高校の講師になるなんて」と反発したけれど、終わりの方では、主人公も、教師らしくなってきて、「こういう先生がいても良いかも」と思えるようになりました。文芸部の部員の垣内君は、心が大人だなあ、と。そして清の弟の拓実君は、とっても優しいなあと…二人とも素敵な男の子だなあとうっとりしましたが、反面、恋人だった浅見さんについては、なんて酷い、最低な奴なんだろう、とムッとしながら読みました。最後に別れて、良かったです。文中に出てきた、小説(「夢十夜」「さぶ」など)たち…読んだ事はあるけれど、しっかり思い出せなかったので、そのうち読もうと思いました。