センセイの鞄の評価
センセイの鞄についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が2件掲載中です。
各項目の評価分布
センセイの鞄の感想
おつきあいしてからの描写が少ない理由
おつきあいしてからの描写の少なさについて『センセイと再会してから、二年。センセイ言うところの「正式なおつきあい」を始めてからは、三年。』この描写に驚いたのは、私だけだろうか。『センセイ言うところの「正式なおつきあい」』が描かれているのは「公園で」の章。最後から2番目の章だ。文庫本のページ数で計算すると、再会してからの2年に230ページ費やしたのに対し、おつきあいしてからの3年には約30ページしか費やしていない。おつきあいしてからのエピソード少なすぎじゃない?しかも、次の文。「あのころから、まだ少ししかたっていないのに。」とある。ということは、今までの話はセンセイが亡くなってからしているツキコさんの回想話?えー、じゃあ尚更付き合ってた頃の幸せエピソードを思い出せばよいのに。センセイへの恋心を自覚するまでのエピソードに約100ページ(注:文庫本の場合)使うくらいなら、その半分のページでもい...この感想を読む