くじけないでの評価
くじけないでの感想
立ち上がろうとする力が湧いてくる
私は、この本の中の「あなたに Ⅰ」という詩が好きです。 「出来ないからっていじけてないで、精一杯努力するしなさい。 そして、立ち上がって何かをつかむのよ、悔いをのこさないために。」 という様な詩です。 努力しても全てが敵うわけではありません。 でも、努力しなければ何も始まらないのです。 倒れても倒れても何度でも立ち上がり、挑戦し続けていくことが大事なのだと、柴田さんは私におしえてくれました。 柴田さんはもう亡くなってしまいましたが、彼女の魂はそして彼女の言葉は私の胸に行き続けています。 いつまで生きられるかはわからないですが、そのときが来るまで決して諦めることなく努力し続けたいと思います。
98歳の縁側詩集
「98歳の縁側詩集」と命名したい作品だ。98歳にして夢が叶ったトヨさんは幸せだったのだはないか。長年思い続ければ夢が叶う。そう思わせてくれた。まさに「ご長寿ドリーム」だ。トヨさんの98年が詰まった詩集。旦那さんに子どもができたことを告げ、2人で桜並木を肩を並べて歩く詩。その詩に書かれているのはトヨさんが人生で1番幸福だった時だ。読んでいる私自身もこそばゆくなった。20代の私にとっては、年老いた時の感覚。今とは違う感覚になるんだなと改めて気付く。そして、ゆったりとした心持ちになるのだなと感じた。まさに、縁側に座ってトヨさんがポツポツと語っているような作品だ。