こいつら100%伝説のあらすじ・作品解説
こいつら100%伝説は少女マンガ誌「りぼん」にて1989年から1992年に連載された岡田あーみん作のギャグ漫画である。コミックスは全3巻。 時は戦国、忍術を学ぶために先生のもとで日々修業を積む危脳丸、極丸、満丸。ある日彼らの忍術道場に美しい姫が刺客から命を狙われ身をかくまってほしいと現れる。美しい姫に一目惚れした彼らはすぐさま快諾、しかし問題児である3人は毎回ドタバタを繰り広げ、先生の手にも負えないほど。そんな彼らの面白おかしい日常の物語である。ストーリーが進むにつれてターミネーター、ねえや、男好きシスターズ、ニセ商売屋など個性的なキャラクターも頻繁に登場し、なかには敵やライバルもいるがストーリーが進むにつれて作品に欠かせない登場人物達になっていく。基本的にギャグ漫画ではあるが姫と3人(のちにターミネーター、貴佐光も加わる)との恋愛模様も同時に進んでいくラブストーリー要素も含まれており青春描写も随所に見られる。
こいつら100%伝説の評価
こいつら100%伝説の感想
ギャグの天才岡田あーみんの大傑作
そもそも忍者物など書く気はなかった?こいつら100%伝説のコミックスに、担当の助言がなければおそらく自分では絶対に書かなかったジャンルと筆者岡田あーみんさんは述べている。少女誌では滅多にない、戦国時代の忍者物のギャグマンガであるが、戦国時代なのにテレビ局があったり、現代とそう変わらない歯科医があったりといった時代考証をまるっきり無視しているところがまた面白い。一人の主人公ではなく、個性が強い3人の男性の忍者、極丸、危脳丸、満丸が主人公というところも、少女漫画の中では珍しいと言える。特に危脳丸(アブノーマル)というネーミングは、そのキャラのアブノーマルな性格も併せて、作者のギャグセンスの冴えすら感じる。岡田作品の中でも「こいつら100%伝説が一番好きだ」という人も多く、同人誌も多数つくられている。ちょっとした端役も忘れられないキャラが多いとにかく岡田作品は、一コマ二コマしか出ないキャラや...この感想を読む
こいつら100%伝説の登場キャラクター
ニセ商売屋
よみがな:にせしょうばいや 性別:男性 特徴:メガネをかけている 特技:脱獄 物語上での目的:インチキ商売に極丸たちを巻き込んで騒ぎを巻き起こす 偽名:宇三九才 特徴2:まげを結っている メモ:幅広い業種で商売を手掛けている 偽名2:出鱈目嘘衛門 メモ2:たいていニセ商売に伴う何らかの罪状で警察に追われている
加賀の淫蘭
よみがな:かがのいんらん 性別:女性 住まい:いじわる城 性格:テンションが高く、自己主張が激しい 特徴:加賀のお蘭に似ている 特技:テニス 好きな人:極丸 通り名:男好きシスターズ 姉:誇張婦人 メモ:極丸に接吻しようとして腹を刺される
誇張婦人
よみがな:こちょうふじん 性別:女性 住まい:いじわらる城 性格:テンションが高く、自己主張が激しい 特徴:お蝶夫人に似ている 特技:テニス 武器:トマホーク 妹:加賀の淫蘭 好きな人:危脳丸 通り名:男好きシスターズ