へそで茶をわかすのあらすじ・作品解説
茶畑るり氏による4コママンガへそで茶をわかす、1992年から八年、集英社の発行するリボンにて連載されたギャグマンガである。 物語の主人公は世間の物事を深く見つめるあまり、独創的な発想を思いつく、一風変わった女子高校生、江崎ぐりこ。父親譲りの性格のぐりこは、優等生でツッコミ役的な水田まりや、まりの兄、番長の鬼熊など個性豊かな友人に囲まれている。個性的な友人達との絶妙なやり取りや、友情、またぐりこと父親のやり取りなど、4コマという限られた中で、時にはシュールでありながら、予想外のギャグを持ち合わせ、ぐりこの想像を超える画期的な発想や時にシュールに世間を見つめているぐりこのキャラクターが話題となり、少女マンガ誌に掲載されながらも、男女問わずに読まれたギャグマンガである。 略称、へそ茶と呼ばれてファンに馴れ慕われたへそで茶をわかすは、単行本を3冊発行しており、本作を書き上げた茶畑るり氏の代表的作品とも言える。
へそで茶をわかすの評価
へそで茶をわかすの感想
中学生が描いたとは思えないギャグ四コマ
登場人物の個性がしっかり描き分けられた四コマ作者茶畑るり氏が14歳でデビューして連載していた作品である。連載当初はやや固い緊張したような線だった絵も、コミックスの3巻に入るころには作画が安定し、ポップな画風が安定している。今どきよくありがちな学生生活を扱った少女雑誌の四コマ漫画だが、少女漫画にありがちな「髪形が違うだけでみんな同じ顔」という作画の特徴は、この作品においては無縁である。大きな目と口だけの特徴的な顔の書き方であるが、しっかりと登場人物の描き分けができており、各人物の性格が非常に個性的で、それが四コマ漫画の中でしっかりと確立し、ギャグを成り立たせている。そのためお気に入りのキャラクターが出てくるお決まりギャグなどが楽しめ、「ギャグがすべる寒さ」のようなものはこの作品からは感じられない。制服のスカートが短くなっていく過渡期の作品「へそで茶をわかす」が連載されていた平成4年から平成10...この感想を読む
シュールな4コマギャグ
もうね、表紙の絵が下手うまいよね。ギャグ向きだもんねこの2頭身がなんともいえないのよ。小学生んときこれ連載してて、コミック買ってからはかなり笑い転げてた思い出がある。略してへそ茶。全く関係ないけどその当時の地元の祭りでお神輿作るのに絵を描いていいって言われてこの、表紙のるりこちゃんを描いた覚えがある。どんだけ好きなのって今になって思うよ。ギャグコメだから、王道のりぼんコミックじゃないしマイナーなの描いたなぁって今となっては恥ずかしくもあり、なつかしい。とりあえず今思えばあいうえお作文とか、しりとり系とかほんと言葉遊びのギャグ多くて、本当どうでもいい内容なの!ギャグコメってほとんどそうなんだろうけどさ、なんでこんなくだらないこと思いつくのーってらくらい当時の私にはこの作者が神に思えたね。芸人とかよりこの漫画見た方が笑えてた。うん。小学生だったし、この漫画のタイトルすら不思議で、略してへそ茶...この感想を読む