だれも知らない小さな国の評価
だれも知らない小さな国についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
だれも知らない小さな国の感想
どこかにあってもおかしくない小人たちの国
昔と言っても、今おじいちゃんになっている人が、子どもだった戦争の少し前から物語は始まります。どこにでもいる普通の、ちょっと冒険心のある少年が、自分だけの遊び場所いわば秘密基地を見つけます。そこは、きれいな泉と小川のある小山で、ふきがたくさん生えていました。そして、鬼門山という名前のその場所には、こぼしさまという神様がいるとう昔話が伝わっています。そこで、見知らぬ不思議な少女とであった日、少年は小人を見ました。それこそ、こぼしさまに違いないと確信した少年ですが、成長し、戦争に巻き込まれ、生きることに必死になっている間に、そのことを忘れてしまいます。しかし、大人になって、ふとした瞬間に、その秘密の場所のことを思い出し、変わらぬ美しさに、そこを自分のものにしたいと思うようになります。そして、青年になった彼は、小人たちの審査をとおり、小人たちの秘密の国の存在を知ります。さらに、不思議な縁にひき...この感想を読む