SIDOOH 士道のあらすじ・作品解説
ＳＩＤＯＯＨ士道はスカイハイで知られる高橋ツトムによる幕末を生き抜く二人の兄弟が成長していく物語である。 病で亡くなった母の言葉と、父の形見である刀一本だけを胸にして兄弟は強さを求めて産まれた村を旅立つが、滝壺にて女性を救った後、白心郷にて圧倒的に不利な状況で試練を受ける。また壬生浪士組や坂本龍馬など、実際に存在した偉人などが多く登場している。 魅力的なキャラクターとイラストの評価は良いものの、後半からの実在人物の登場と史実に則ったストーリーの展開は歴史に詳しい読者には物足りなさを感じる所もあるが、オリジナリティも取り入れられている。危機に陥る登場人物が次の場面ではどうなるのか分からない読めない展開と、時代背景にマッチした筆のタッチで描かれた迫力のあるイラストがページいっぱいに広がる。 集英社の週間ヤングジャンプにて2010年48号まで連載され、単行本は全25巻発売され、主人公の息子が明治時代に活躍する士道サンライズもコミックスで発売されている。また、朝日新聞出版観光の週刊誌、週間新マンガ日本史の37号にて、高杉晋作が上海に留学している時が描かれている。
