雲雀町1丁目の事情のあらすじ・作品解説
雲雀町１丁目の事情は、遊知やよみによる少女漫画作品。2000年から2003年まで「Cookie」(集英社)にて連載された。単行本は「りぼんマスコットコミックスクッキー」より全8巻が、文庫版は全5巻が刊行されている。 主人公は周囲を堅牢な塀で囲まれた高級住宅街・雲雀町に暮らす少女、白雪ちな。自動車整備工場を営む父と二人暮らしだが、その生活は超貧乏で主人公がアルバイトをして家計を支えている。そんな「ちな」が憧れだった雲雀学院に奨学生として入学するところから物語は始まる。 お金持ちの子弟との価値観のギャップに苦労しながら高校生活を送るちなだが、そんな中、父が借金を残して失踪。ちなは借金取りの宇賀神と一緒に暮らすことになる。 謎の多い宇賀神の秘密や、父が失踪した理由、またちなに金銭的援助をしてくれる名も知らぬ人物など、ちりばめられた幾つもの謎がストーリーが進むにつれて解き明かされていく様子が描かれている。
