デザイナーのあらすじ・作品解説
少女マンガの王御所の一条ゆかりの作品で、1974年の2月号から12月号にかけてりぼんで連載され、2005年にはドラマ化もされた。 ファッションモデルの亜美は、孤児院で育った過去を持つ。トップデザイナーの鳳麗香をライバル視していたのだが、偶然母親だと知ってしまう。そんな亜美が一人の男性を愛するようになるが、それは実の父親だった。ショックのあまり、自殺未遂を起こしモデルの道を閉ざされてしまうが、母親を見返すために、実業家の結城朱鷺の力を借り、デザイナーへの道を選ぶ。互いのプライドを賭け、亜美は母親と闘う。徐々に結城朱鷺を愛するようになるが、実は彼との間には衝撃の事実が・・・。亜美に好意を持つ明、亜美の唯一の友人のアリサ、朱鷺を深く愛している秘書の柾等、他のキャラクター達も一癖ある。 長編ではないのだが、内容がとにかく濃く、愛情、憎しみ、誇り、憐み、悲しみ、寂しさ等いろいろな感情を味わうことが出来る作品である。