タイトルと裏腹に
ひぐらしのなく頃に、というのはめちゃくちゃグロかった。流血シーンが物凄く多いのである。しかし、怖いもの見たさという心理をうまく突いている。やり過ぎ感が拭えないのに読み進めてしまうのである。本当に気違いばっかり集まってるんじゃないかと思うくらい、狙って描いているんじゃないかと思う。こういうグロイものよりは、のほほんとしたりどきどきワクワクするような恋愛モノや学園ものの方が断然好きであり、読むのはこちら側の系統に偏っていたのだけれど、ついに刺激が欲しくなって見始めるようになった。ここまであからさまにな刺激はなかなかないので、逆に面白いとすら思った。ストーリーが、グロイ以外の部分は本当に静かに話が進んでいく。それがまた奇妙さを残していて、何かあるな、と読み進めたくなる。ぽつりぽつりとわざとらしく残されたキーワードやセリフに引き寄せられ、グロくなると一気に悲惨なことになっていく。ギャップが半端...この感想を読む
3.53.5