タイトルと裏腹に
ひぐらしのなく頃に、というのはめちゃくちゃグロかった。
流血シーンが物凄く多いのである。しかし、怖いもの見たさという
心理をうまく突いている。やり過ぎ感が拭えないのに
読み進めてしまうのである。本当に気違いばっかり集まってるんじゃないかと
思うくらい、狙って描いているんじゃないかと思う。
こういうグロイものよりは、のほほんとしたりどきどきワクワクする
ような恋愛モノや学園ものの方が断然好きであり、読むのはこちら側の
系統に偏っていたのだけれど、ついに刺激が欲しくなって見始めるようになった。
ここまであからさまにな刺激はなかなかないので、逆に面白いとすら思った。
ストーリーが、グロイ以外の部分は本当に静かに話が進んでいく。
それがまた奇妙さを残していて、何かあるな、と読み進めたくなる。
ぽつりぽつりとわざとらしく残されたキーワードやセリフに引き寄せられ、
グロくなると一気に悲惨なことになっていく。
ギャップが半端ないのである。だからもう、平穏なシーンも全然平穏じゃないのだ、
この作品は全体的に刺激が強すぎるのだ、と諦めてでも見入っていた。
この作品も、最初はあまり興味がなかった。ゲームを元にしたものらしく、
勝手な偏見から、東京の方で流行ってるものだなぐらいの認識であった。
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